お酒飲めないのに来店してくれる指名客。
ある日、お店に置かれた名札付きのボトルを見て、うらやましがっていたのでカルピスの瓶をプレゼントすると「俺のキープボトル!」と喜んでくれた。
…そんなキャバクラでの女性従業員と客の交流を描いた「お酒が飲めないお客さん」と題する漫画がTwitter上で大きな注目を集めている。この漫画は漫画家の茅原クレセさんが元キャバクラ嬢のフォロワーの体験談を基に描いたもの。
たしかにお酒が飲めなくてもスナックやキャバクラに通う人は一定数存在する。"お酒の場なのに飲めない"ことに寂しさを感じがちな客の心理を見事フォローした嬢の心遣いにSNSユーザー達からは
「いい話だなぁ カルピスはお酒みたいに割れるからいいね」
「これは神対応 自分も下戸だからこれめっちゃ嬉しいの分かる(*´艸`) そして絶対"カルピス水割りで"とか"カルピスソーダ割りで"って言いたくなる(笑)」
「カルピスのボトル...! 来店する度に水割りにするのですね 素晴らしい機転だなあと感心しました。こういう心配りがお出来になったからこそ、難しい接客業を務めあげる事が出来たのだろうなあ、とも。」
「飲まない人は迷惑になりそうで行っちゃいけないお店だと勝手に思ってました。なんかプロの仕事って感じでいいな。カルピスの期限内に通わなきゃですね。」
…など数々の称賛のコメントが寄せられている。
茅原さんにこのエピソードご覧になった際のご感想をうかがってみた。
「キャストさんは素晴らしい対応、お客様は可愛らしい反応だなあと感じました。とても良い関係性を築かれていたのだなと思います。カルピスだとお酒と同様少しずつ楽しめて、かつ色んな割り方ができるので、すごい発想です。過去に読んだ漫画にそういうシーンがあったとのことですが、それを現実で実行しようとするのも凄い。プレゼント後も、常連さんと同じように空き瓶をボトルネックをつけてショーケースにおいておく、冷蔵保存を忘れない、ストックを自分のロッカーに置いておくなど細かいところまで配慮をされていて、お手本のように素敵なキャストさんだと思いました」
なおカルピスはいつも綺麗な飲み方をしてくれる客へのプレゼントで、料金は発生していなかったということ。お酒を飲める、飲めないに関わらず、紳士的な振る舞いが出来る人が嬢からも好かれるということだろう。
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【茅原クレセさん関連情報】
漫画アプリ「マンガワン」で米子市の繁華街「朝日町」を舞台にしたキャバクラ漫画「ヒマチの嬢王」を連載中。現在、同作の単行本1〜9巻が発売中。
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/kayaharakurese1
▽「ヒマチの嬢王」連載ページ
https://urasunday.com/title/570
▽「ヒマチの嬢王」書籍情報
https://www.shogakukan.co.jp/books/09128673