おっさんが「ええねんで！！ええねんで！！！」と言いながら猛スピードで追いかけきた…。
ブックオフで少女漫画を読む姿をおっさんに見られ、恥ずかしくて思わず逃げ出してしまった際の珍エピソードがSNS上で大きな注目を集めている。「今考えると理解のあるいいおっさんやったな」と当時を振り返るのは漫画家の勝郎さん（@_katsurou_）。Twitterに「昔ブックオフで少女漫画を立ち読みしてたらおっさんにその姿を見られて、なんか恥ずかしくなって走って逃げてん。そしたらおっさんが猛スピードで「ええねんで！！ええねんで！！！」言うて追いかけきてほんまに怖かったからその時は必死に逃げたけど、今考えると理解のあるいいおっさんやったな」と投稿した。
おっさんは少年が少女漫画を楽しむことに理解があったにもかかわらず、結果的にその行為を妨害してしまったことに大きな罪の意識があったのだろう（あくまで推測だが）。この愛しさと切なさと心強さがほどよくミックスされた勝郎さんのエピソードに対し、SNSユーザー達からは
「傷つけちゃって読めなくなっちゃうかもしれないと思われたのかもしれませんね…、ただ知らん人に追っかけられたら余計逃げちゃうよな…難しい…」
「おっさん、そっとしといてやれよって思いました 理解は時に相手を傷付けることもあります。大事なのは、理解でなく、適度な放任だと思う あとおっさんに追いかけられたら、普通に怖い」
「昔本屋で絵本か何か立ち読みしてたら突然おっさんが"お菓子あげるよ"って言われてほんまに怖かったから逃げたけど、今考えると… やっぱほんまに怖いおっさんだったわ」
「男性が少女漫画を買うのに抵抗（恥ずかしいと思ってしまう）があるのは分かる。でも面白いものは面白いんだからいいっしょ」
など数々のコメントが寄せられている。
なお件のおっさんは勝郎さんが一旦逃げ切った後も別の本棚から勝郎さんを見つめていたが、再び目が合うと申し訳なさそうに去っていったという。
取材に対し「思った以上いいねを頂けて嬉しいです。おっさんまでこのツイートが届いたら幸いです」と勝郎さん。時を経て、いつか2人の行き違いが修復される日が来ることを期待したい。
勝郎さん関連情報
Twitterアカウント：https://twitter.com/_katsurou_
サンデールーキー・王者決定戦2020「ぼくとわらしと」：https://www.sunday-webry.com/viewer.php?chapter_id=69754
