「カラッと乾燥剤がモチーフのマスク」「公式になれるアクセサリー」 笑えるグッズがゾクゾク!気になる作者に聞いた

脈 脈子 脈 脈子

 湿度が高い日でもカラッと過ごせそうなマスク、誰もが公に認められた存在になれる耳飾り、不動産屋さんのチラシ風コースター、食パンをとめるアレのイヤーカフ…。

 思いつきそうで思いつかない絶妙なアイデアを形にし「そう来たか!!」と思わず膝を打つような、ユニークなグッズを次々と生み出すクリエイターがいます。

 公式オンラインショップの他、雑貨店での取り扱いを通して人気を集めるアクセサリーブランド「ZOKUZOKU」。この独創的なグッズの数々は一体どんな風に生み出されているんだろう?その謎に迫るべく、ZOKUZOKUを主宰する北島さんにお話を伺いました。

刺激を与えられるような存在でありたい

--デザインはどこかで学ばれたのですか?

 特にどこかで学んだわけではないのですが、昔から美術に関心があり、絵を描いたり、歌や写真など自分を表現することが好きでした。小さい時は、絵本や画家の画集が家にあったので、そういったものも好んでよく見ていました。好きな画家はゴッホやピカソ、シャガールなど、写実的なものよりも、その画家特有の個性が感じられる絵が好きです。

--作品には時折、国芳や北斎などの浮世絵がモチーフに使われていますが、日本画もお好きなのでしょうか?

 詳しいというわけではないのですが、日本画も好きです。西洋画とはまた違った日本独自の文化が感じられて興味深いですね。

--ものづくりを始められたきっかけはあったのでしょうか?

 アルバイトをしていたころの同僚がハンドメイドアクセサリーを作ってイベントなどをしていたのですが、それを見ていて自分も得意なことで生きていくことができないかなと思ったのがきっかけでした。いまはものづくりで生計を立てています。

--ZOKUZOKUという名前に込められた想いをぜひお聞かせください。

 私が作ったアイテムを取り入れることで、その人の日々の生活がより楽しいものになると良いなという思いや、何か刺激を与えられるような存在でありたいという気持ちがあったので、オノマトペの「ゾクゾク」から名前をつけました。

ユニークなグッズはこうして作られている!

--とても独創的で「そう来たか!!」という視点のものを得意とされているように感じます。

 そう来たか!!と思ってもらえるのは本当に嬉しいです。もともと人を驚かせたり、笑わせたりするのが好きなので「しめしめ」といった感じです。(笑)

--着想はどんなところから得ていますか?

 調子が良ければ道端の石ころからでも生まれるのですが、思いつかない時はどんな面白いものを見ようが何も得られなかったりします。自分ではコントロールが出来ないことなのでしょう。ただ、イマジネーションが枯渇しないよう、たくさんアートに触れるよう心掛けたり、時代の流れ、トレンドにもアンテナを張るようにしています。無意識下にいろいろなイメージをストックしておく感覚でしょうか。

--かなり凝ったディテールの作品が多いように思いますが、制作は専門の加工業者などへ出されているのでしょうか?

 Tシャツや鞄のプリントなど一部外注していますが、それ以外のものはすべて個人で製作しています。アクリルの切り出しなどは大型機械を貸してくれる工房があるので自作のデータを持ち込み、そこで切り出し加工をしています。最近作り始めたマスクは、機材を自前で購入しました!

--完成品にたどり着くまで、試作など大変そうですね。

 もちろん、失敗作もたくさんありました。

--それでも作り続ける北島さんにとって、ものづくりとはなんでしょうか?

 遊びの延長のような感じでしょうか。私の場合は作るだけでなく販売もしているので、失敗作ができたりすると大変です。それでも「こういうものがあったら良いな」を具現化できた時は嬉しいですし、それを見た人たちから様々な反応をもらえるのも楽しいですね。

--今後の制作活動について意気込みなどお聞かせください。

 より多くの人に知ってもらえるよう、今後も面白いものを継続して作っていきたいな思っています。また動画などいまとは違ったアプローチで何か面白いことを発信できないかなとうっすら考えたりもしています!

   ◇ ◇

今後の展開がさらに楽しみな北島さんが送り出すユニークなグッズの数々はこちらでチェック!
▽Twitter @zokuzoku2016
オンラインショップ https://shopzokuzoku.thebase.in/

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