ダイソーの新作マニキュア、元ネイリストが試してみた 「220円でこれは買い!」と太鼓判

鶴野 浩己 鶴野 浩己

100円ショップのダイソーから、4月下旬にフランス製のネイルポリッシュ「Somptueux(ソンプチュー)」が登場しました。

全86色のネイルポリッシュに、ベースコート・トップコート各1種、ネイルオイル3種という豊富なラインナップも魅力ですが、最大の特徴は「UV・LEDライト不要で自然光で硬化」「ジェルネイルのようなツヤ感仕上がり」というところ。

ジェルネイルはそのツヤ感が魅力ですが、硬化のための専用ライトが必要になるので、セルフネイルとしては若干ハードルが上がるのが難点です。だからこそ、上記の特徴が本当なら、セルフネイルの強い味方になることは間違いなし。

でも発色は?ハケの塗りやすさは…?いろいろと気になるので、元ネイリストの筆者が、実際にソンプチューを試してみました。

■ハケ(筆)

ハケは幅広のラウンド型平筆。爪の生え際のカーブに沿いやすく、ポリッシュの含みがいいので、親指など面積の大きな爪に一気に塗れる点はメリット。一方で、幅広で広がりやすいため、筆者のように小爪の人はカラーがはみ出しやすいと感じました。サイドまできれいに塗るには若干テクニックが必要だと思います。

■使用色:35

青みのあるピンクで、色白さんに似合いそうなカラーです。柔らかな雰囲気ですが、くすみのある色合いなので甘くなりすぎないのもポイント。トレンド感がありつつ、女性らしい指先を演出してくれます。発色は申し分なく、ボトルカラーのイメージにほど近い色に仕上がります。

■使用色:59

くすみ感のあるニュアンスカラーでとにかくおしゃれな色。黄みがかった肌の人にも似合いそうなパープル系カラーです。ダマになりにくいテクスチャーで、ムラなく塗れる点も高ポイント。大人女性にもぴったりの色味です。

■使用色:24

薄付きで、細かなラメが入ったピンク系ニュアンスカラー。肌そのものをきれいに見せてくれるような上品なカラーです。こちらも、ムラになりにくいテクスチャーでとにかく塗りやすい。ボトルカラーよりも薄い色合いに仕上がりますが、デイリーに活躍しそうな色です。

■使用色:向かって左:17、右:48

17番は深みのある赤、48番は青よりの紺色で、どちらもボトルカラーのイメージ通りに発色します。くすみのないはっきりとした色味はペディキュアにもぴったり。ラインストーンやメタルパーツが映えそうです。向かって左側の親指には64番のグリッターカラーを、右側の親指には55番のグリッターカラーを重ね塗りしていますが、汎用性が高そうなのは55番。ホログラムが主張しすぎず、さり気なくきらめきます。

■自然光で硬化するの?

メーカーが推奨する3ステップは、ベースコート→ポリッシュ→トップコートで仕上げる方法。この手順通りに室内で塗ってみたところ、およそ30分後にはほぼ硬化していました。さすがにジェルネイルほど早くは硬化しませんが、一般的なポリッシュが乾く時間に比べれば圧倒的に早い。塗るポリッシュの量にもよるかと思いますが、筆者の場合は塗って1時間後には、表面を爪でツンツンしてもよれたりへこんだりすることはありませんでした。

■ジェルネイル風のツヤ感は?

塗った翌日の感想ですが、正直、ジェルネイルと同等のツヤ感とは言えません。とはいえ、一般的なポリッシュに比べるとかなりツヤ感がありますし、翌日もそのツヤがキープされていました。1本220円という価格とお手軽さを考えると、このツヤ感はかなり優秀。「ジェルネイル風」を楽しむには十分だと感じました。

結論から言うと、この扱いやすさと仕上がりが1本220円、しかもダイソーで手に入るのなら、筆者は「買い」だと思いました。スタンダードカラーから、トレンドのくすみ色、肌なじみのいいニュアンスカラーまで豊富にそろうカラーラインナップも魅力。同シリーズのネイルオイルもグラデーションカラーボトルがかわいく、置いておくだけでサマになります。

手軽にジェルネイル風を楽しめるソンプチューシリーズ。外出がままならない日が続きますが、ふと目に入る爪先が美しいと気分も上がるというもの。気になった方はダイソーで、お気に入りのカラーを見つけてみてはいかがでしょうか。

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