転勤→がんばって遠距離恋愛→「最終的に別れた」カップルは半数に 転勤後の恋愛は難しいのか経験者に調査

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春は転勤シーズンですね。遠距離恋愛になってしまったカップルも多いのではないでしょうか。遠距離恋愛は継続が難しいと一般的にいわれていますが、恋愛中に転勤になった経験のある男女に聞いた調査では、「遠距離恋愛をしたけれど最終的に別れた」という人が約5割という結果に。がんばる前に「転勤をきっかけに別れた」人も1割以上いたそうです。転勤は恋愛を両立するのはやはり難しいのでしょうか…。

株式会社ネクストレベルが運営する恋活・婚活情報サイト「マッチングアプリ大学」が2021年2月、20代から60代の男女146人にに調査を行い、このほど結果を公表しました。主な結果は以下の通りです。

恋愛中に転勤した人の7割が「転勤は想定の範囲内」

まず背景事情として、恋愛中にもらった転勤の辞令が「想定の範囲内」だったのかを聞くと、「転勤前提の仕事」「転勤の可能性は承知していた」など、7割の人が「想定の範囲内」と答えていました。

また、辞令を受けた際に「転勤を希望していなかった」人は87%にのぼるものの、会社と交渉したり退職・転職を検討した人は少なく、約7割の人は「特になにもせず受け入れた」と回答しています。

転勤をきっかけに6割が不幸な結果に

「転勤によって付き合っていた恋人とはどうなったのか」を聞くと、とアンケートした結果、「転勤後も遠距離恋愛をしたが、最終的に別れた」という人が47.9%で最多に。「転勤をきっかけに別れた」人も13.7%いました。

男性の転勤と女性の転勤で結果に差があるのかを比較してみたところ、女性が転勤したケースでは「別れた」が55.6%だったのに対し、男性が転勤したケースは「別れた」が75.0%にのぼりました。特に「転勤後も遠距離恋愛して最終的に結婚」した割合は、女性側の転勤(27.8%)が男性側の転勤(7.2%)よりも4倍近く高い結果となりました。同サイトは「女性の転勤の方が、男性の転勤よりも破局の確率が低いということがいえそうです」と説明しています。

転勤→遠距離恋愛→「会えないので気持ちが離れた」

「遠距離恋愛して最終的に別れた」と回答した人に、詳しい事情を聞いてみたところ、「転勤後、最終的に別れたのは転勤のせいだと思いますか?」という質問に対し、約9割の人が「転勤のせい」と回答しました。

また、その具体的な理由について聞くと、回答者の6割以上が「会えないので気持ちが離れた」という結果でした。アンケートには下記のような回答も寄せられたそうです。

・彼からの「寂しい」という連絡に対し、だんだん「しつこい」と感じるようになった。(34歳女性)
・仕事に必死で、恋愛を継続するための努力をする気力がわかなかった。(39歳女性)
・転勤先のハードスケジュールと遠距離恋愛の両立がうまくできなかった。(33歳女性)
・転勤先の慣れない環境に適応するため、仕事を優先してしまった。(27歳男性)
・転勤のない職種の方と彼が出会い、その方と良い雰囲気になったようで振られた。(29歳女性)

「仕事が忙しい」「会える頻度が減った」ことを挙げている人が目立つ一方で、離れている間に別の出会いがあったという理由も多く見られました。

なお、「遠距離恋愛をしたが最終的に別れた」と回答した人の理由を、男女別にまとめまると、「転勤先で別の出会いがあった」と回答したのは男性が多く、「恋人に別の出会いがあった」と回答したのは女性が多くなっています。同サイトは「恋人と物理的な距離が生じると、比較的男性の方が『近くの女性に目を向けやすい』傾向があるといえそうです」と解説しています。

“遠距離恋愛して最終的に結婚”した人の80%が「努力した」

一方、「遠距離恋愛し最終的に結婚した」というハッピーな人たちに、遠距離恋愛を維持するため何か努力したか聞いたところ、80%以上の人が「恋愛を継続するために努力した」という結果に。

具体的な努力の内容を聞くと、「直接会うようにした」という人はおよそ半数にとどまり、電話やSNS、ビデオ通話で「定期的に連絡を取った」という人が約80%にのぼりました。その他の内容としては「久しぶりに会えるときは、服やメイクに気合いを入れた」(23歳女性)などがあったそうです。同サイトは「“努力”の選択肢には『手紙を書いた』もありましたが、選んだ人はいませんでした」と補足しています。

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【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20歳~61歳の男女(全国)
アンケート母数:計146名
実施日または時期:2021年02月05日~2021年02月12日
調査実施主体:マッチングアプリ大学(https://jsbs2012.jp/)
調査会社:株式会社ネクストレベル

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