素敵なオブジェと思いきや…「あ、これは戻らないかもしれない」立体パズルの結末が話題

鶴野 浩己 鶴野 浩己

3D立体パズルが、なんともおしゃれなりんごのオブジェに変貌した画像がTwitterで注目を集めています。

ツイートしたのは、縄文ZINE(@jomonzine)さん。パズルに挑戦したものの「もう元に戻らない…」として、挑戦前後の画像を投稿したところ、瞬く間に7.4万件の「いいね」、1.3万件のリツイートが。

リプ欄には、「3×3だから普通のキューブの方法を応用したらいけそう」「まず1面揃えるところから進めてみては?」「やってあげたい!」など、完成を応援するコメントのほか、「戻っていないキューブの方がかなりアート」「めちゃめちゃ高い高級レストランとかにありそう」と、その未完成の美しさを称賛する声も多数寄せられました。

投稿者の縄文ZINEさんにお話をうかがいました。

 格闘時間およそ20分

――かわいいパズルですよね。どこで購入されたのですか?

新青森駅のお土産屋さんです。サイズもちょうど本物のりんごと同じくらいで、オブジェとして飾ってもかわいいなと思って、自分へのお土産として購入しました。

――でも、やっぱりパズルに挑戦したくなったわけですね。

そうですね。立体パズルが得意なわけでもないし、普段はやろうとも思わないのですが…。ただ、このパズルは色も赤一色だし、各パーツが横になったりひっくり返ったりと向きそのものが変わってしまうので、一般的なルービックキューブとはまた別の難しさがあって。20分くらい格闘したときに「あ、これは戻らないかもしれない…」と思いました。

――諦めてしまったのですか?

諦めましたね。それに、未完成のこの状態もおもしろいかなと思って。誰か得意な人が家に来たらやってもらおうと思っていますが、ひとまず今はオブジェとして台所に飾っています。

――味わいのあるキッチンに置かれていると、おしゃれなオブジェに見えますね!今回の反響についてはいかがですか?
狙ったわけでもなく、普通にお土産屋さんで買ったものだったので、こんなに反響があるとは思いませんでした。このアカウントは、僕が個人で作っている「縄文ZINE」という雑誌のアカウントで、普段は縄文時代やこの雑誌のことについてつぶやいているのですが、残念ながら縄文ネタではこんなにバズったことはありません。だから、ちょっと悔しい気持ちもあります。

――キッチンにも土器のような器がありましたね。縄文時代のどういったところに魅力を感じられるのですか?

とにかく古い時代なので、発掘されるものも、新たに発見されるものも、基本的にわけのわからないものばかり出てくるのです。なのになぜか、共感できる部分があったりする。そこがすごくおもしろいなと思います。

本当に伝えたいことではなく、何気なく投稿したつぶやきがバズってしまったという縄文ZINEさん。でも、このパズルの仕上がりは、目を奪われる人がたくさんいるのもうなづけます。かわいらしい見た目に反して難易度が高いようなので、「我こそは!」と思った方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

また、縄文時代は確かに、謎のモニュメントや土偶など、傑作と称される奇想天外な遺物が数多く作られた興味深い時代です。Twitterでは、縄文ZINEさん製作のフリーペーパーや新刊情報についても随時発信されているので、興味のある方はぜひチェックを!

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