日々食べたものをレシピ化してツイートする小説家「ななせなつひ」さん(@nowar1024)の投稿が注目を集めています。
「何度でも伝えたいライフハックだけどミートソースを作る時は市販のハンバーグを崩してトマト缶と一緒に煮込むと簡単にミートソースができます。ハンバーグの中に美味しいものが全部詰まっているからね!」
SNS「すごい天才」「頭良すぎる」
スーパーの精肉売り場などに並ぶハンバーグのタネには肉、タマネギ、つなぎ、調味料、香辛料などが全部入っているため、調味料を加える手間がなく、かなり時短になりそうです。
作り方は、市販のハンバーグのタネを崩しながら炒める→トマト缶1缶を入れる→水分が飛ぶまで15分から30分煮込む→仕上げに塩胡椒で味付ける→完成。
面倒な工程をショートカットしたお手軽ミートソースレシピには1.5万のいいねがつき、「すごい天才」「頭良すぎる」「今度やってみます」「子どもに大好評でした」などの声が寄せられています。
最後に足したい乳製品は…
メニュー名は「あえて名付けるなら『即席ミートソース』や『ジェネリックミートソース』でしょうか」という投稿主のななせさんに話を聞きました。
ーー調理のポイントは?
「最後にバター(20gくらい)を入れることでコクと風味が増すので手間でなければ入れた方がおいしくなります。ぜひぜひ」
「味を調える際にケチャップを入れるとお子様が喜ぶ甘めのミートソースに、粒マスタードを入れると味のしまった大人のミートソースになります」
簡単アレンジで「高級リストランテの味」
ななせさんはキノコを使ったアレンジレシピ「キノコのラグーソース」も披露します。先ほどのレシピのはじめにエリンギとシメジをみじん切りにするだけ。
「キノコの深みと風味が加わって高級リストランテ並みの味に。エリンギとシメジをみじん切りにして炒め煮込んだだけなのでみなさんもぜひぜひ!」(ななせさん)
5年間、飲食店でまかない担当だった
ツイッターのプロフィールには「レシピ2兆個」とあり、連日のようにレシピを公開するななせさん。なぜこんなにもたくさんのレシピが編み出せるのでしょうか。
「2兆個は言い過ぎました。ハリウッドザコシショウ(お笑い芸人)のオマージュだと思っていただければ。レシピ数に関してなのですが、飲食店でのアルバイトが多かったことと、その中で5年間くらいまかない担当で毎日スタッフのまかないを作っていたので、基本的にはあらゆるリクエストに対応できるように仕立てられています」
ーー現在は小説執筆の気分転換に料理を?
「自炊はほぼほぼ毎日しているので、その際にレシピ化できそうなものは写真に撮ってツイートしているという感じです。空き時間や気分転換というよりは日々の生活を上げている感じです」
人気は「叙々苑サラダ」と「甘夏の紅茶漬け」
ーーここ数年、時短料理が流行しているように思います。ご自身のアカウントではどんなレシピに人気が集まりますか?
「おっしゃる通り、簡単で時短でできるものが流行っていると思います。その中でも強めのワードで目を引くものがなお強いですね。『死ぬほど美味い』「無限ーー』「悪魔のーー』などなど。他には、再現系のレシピですね。一風堂のホットもやしみたいな。あとは海外のレシピなどあまり馴染みのないものも刺さる時は刺さります」
ーーこれまでの人気レシピは?
「ダントツで人気なのは『叙々苑サラダ』(24.3万いいね)ですね。これを投稿したのがきっかけでレシピのツイートをするようになりました。それまではただ作った料理を上げていたのですが、レシピ化するとこんなにも見てもらえるのかと驚きました。他には『甘夏の紅茶漬け』(5.8万いいね)ですね」
この春からひとり暮らしをスタートする人や効率よく料理をしたい人、レパートリーを増やしたい人はアカウントをのぞいてみてはいかがでしょうか。
▽ななせなつひさんツイッターアカウント(@nowar1024)