3月18日、大阪市中央区の心斎橋PARCO(パルコ)、地下2階に飲食フロア「心斎橋ネオン食堂街」がオープンした。
和洋中はもちろんさまざまな国籍の人気飲食店が揃っているが、何よりも光るのは「刺激・食空間」というそのコンセプト。
フロア中央に配置された吹き抜けのエンタメ・カルチャー発信スペース「ネオンスタジオ」を中心に長年アメリカ村のポップカルチャーを牽引してきたショップ&バー「FARPLANE(ファープレーン)」や大阪の名物マジシャン・Mr.shinさんのマジックバー「Mr.Shinの店」など一般の商業施設ではまずお目にかかれないディープなお店がずらり。トレンディーな若者だけでなくハードコアな趣味人や夜遊び好きな大人たちでも楽しめそうな絶妙な"いかがわしさ"を放っているのだ。
これまで路地裏のクラブやショップで育まれてきたポップカルチャーがこの一等地で花咲くことの意味は大きい。FARPLANEオーナーのロビンさんは今回の出店に大きな意気込みを見せる。
「コロナ禍がおさまれば心斎橋PARCOがアメリカ村をはじめとした日本のポップカルチャーを世界に発信する拠点になると思います。この新しい波をぜひ多くの人に感じ取りに来てほしいです。」
セクシーかつフェティッシュなコスチュームに身を包んだスタッフたちはそれぞれ関西を中心にダンサー、パフォーマーとしても活躍する面々。
グラスをかたむけながらお喋りすればそこが"異次元空間"への入口になるかもしれない。
数々のマジックで人の耳目を驚かせてきた「Mr.Shinの店」のMr.shinさんもネオン食堂街の構想には度肝を抜かれたそうだ。
「まさかこういう商業施設で店をやるなんて思ってもみなかったので、声をかけられた時はビックリしました。うちの他にも濃ゆいお店がたくさん。時代が変わって多様な文化が許容されるようになってきているんでしょうね。お店同士が競うのではなく、一致団結してこの空間を盛り上げていければ、このネオン食堂街は物凄いポテンシャルを秘めていると思います。」
心斎橋ネオン食堂街では今後、ネオンスタジオとその傍にあるDJ、VJブースを備えた「TANK酒場/喫茶」からイベント開催や動画コンテンツ配信を予定している。また公式YouTubeチャンネル「心斎橋PARCOネオンチャンネル」ではお店の紹介やお勧め商品、周辺の地域情報やアーティスト情報まで、さまざまな発信をおこなっていくという。攻めに攻めたこの一大企画がコロナ後の大阪の街を牽引してくれることを期待したい。
「心斎橋ネオン食堂街」
住所:大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO地下2階
YouTubeチャンネル「心斎橋パルコネオンチャンネル」https://www.youtube.com/channel/UCtxFxdmL8KhaxZzduPiLg5A