3月8日(サバの日)に、サバ柄ネクタイで出勤→「日本人ならその柄じゃないよね」水産庁のツッコミに衝撃

山本 明 山本 明

 3(サ)月8(バ)の日に、「本日3月8日は『#サバの日』です。今日の日に合わせてオシャレにサバ柄のネクタイをしてきたのですが、」という文言とともに、サバ愛溢れるネクタイの画像を農林水産省がツイートし、ネット民に衝撃が走りました。

 上記文言はサバ柄ネクタイを披露して終わりではなく、「(続き)『その柄はタイセイヨウサバじゃないか! 国産なら#マサバか#ゴマサバだろ!』と総ツッコミを受ける水産庁が私の大好きな職場です」と展開し、「突っ込むところがそこかい! 恐るべし水産庁ギャグwww」とネット民をさらに震撼させました。

 サバへの巨大な愛情が込められたこのツイートを投稿した、水産庁の溝部倫之さんに聞きました。

――サバ柄のネクタイはサバの日に合わせて購入なさったのですか?

 前から持っていたネクタイです。「サバの日だから、よし、つけるぞ」と締めてきました。

――職場の皆さんは笑いに包まれましたか?

 いえ…水産庁の人間ならサバの種類は一目瞭然。タイセイヨウサバ(ノルウェーサバ)、マサバ、ゴマサバの違いは皆すぐに分かりますから。笑いが起こる、というよりごく当たり前に、日本人ならマサバかゴマサバだろ、とツッコまれる、という感じでしょうか。

――そうなんですね、ツイートからサバへの並々ならぬ愛を感じます。

 サバはそれぞれの種類で旬の季節がありますし、味わいも違います。これからの春夏の季節はゴマサバが美味しいですし、秋冬はマサバがお薦め。日本は島国で海に囲まれているので、サバ以外にも美味しい魚を一年中食べることができます。ぜひ魚屋さんに旬の魚を聞いて購入し、召し上がってください。美味しい魚を食べて、それをSNSで広めてくれれば、漁師さんたち一次産業を支えることにもつながります。

――今回のツイートには2.7万件ものいいね、がついています。反響があったことへの感想もぜひ聞かせてください。

 うれしいですね、関心を持ってもらえてうれしい…、バズったら宣伝しても良い、とのことで、この農林水産省のツイートにつなげるかたちで水産庁広報アカウントから「魚を食べて美味しかったら、#魚っておいしい、ってハッシュタグを付けて呟いていただけませんか?」と投稿すると多くの人が呟いてくれました。魚の持つ可能性を、水産業のポテンシャルを、改めて感じられました、ありがとうございます!

   ◇   ◇

 最後に、今後はどんなツイートを…?と尋ねると「海や魚には面白いコンテンツがいっぱいあります。まだまだ知られていないその魅力を伝えたいし、興味を持ってもらえるようフックとなるようなツイートをしていきたいですね」(溝部さん)と答えてくれました。

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