「可愛いけど、怖い…」再生回数390万超「ルンバ」ならぬ「バルン」くん 円盤型の猫さんに仰天

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「呼んだら来てくれた」…真っ白な毛に包まれた円盤型の猫ちゃんが飼い主さんに呼ばれてやってくる動画が「ちょっと怖い」とTwitter上で話題になりました。動画の再生回数は390万を超えており、6万超のリツイートと19万超のいいねがついています。

奇妙な形をした猫ちゃんに「このニャンコ、どないなってんの?」「なんですか!」などのコメントが寄せられ驚く人が続出。海外のTwitterユーザーからも「That is terrifying(恐ろしいです)」「Omg thats scary(怖いです)」「This is both cute and terrifying haha(かわいくて恐ろしいです)」とリプされるほどの大きな反響がありました。動画を投稿した飼い主の「人工猫ウ -ArtificialCat-」(@sacocho)さんに、評判の猫ちゃんについてお話を伺いました。

家にあった「おなじみの物体」を猫に 

――2月22日(ねこの日)に投稿され、話題を呼んだ動画の円盤型猫ちゃん。お名前は?

飼い主さん:「バルンといいます。性別はオス。直径は45cmほどです」

――バルンくんって、どこかで聞いたことのあるような名前ですが。この形はもしや…。

飼い主さん:「実は、私『ネコを作るヒト』なんです。2017年夏ごろ、駆動技術と手芸を組み合わせた生物の製作を思いつきました。それがバルン。当初は技術も羊毛フェルトのスキルもまだまだだったのでひとまず動く部分は既存のものを使うことにして、ちょうど家にあったロボット掃除機を猫にしました」

バージョンアップして首や口が動かせるように

――ロボット掃除機といえば「ルンバ」ですよね。だから、円盤の形をした人工猫ちゃんになったわけですね。バルンくんは製作当初よりもバージョンアップされているとのことですが。

飼い主さん:「そうです。まず顔の造形の精度を高めました。そこから首と口を動かせるようにしました」

――動画を見ると、首や口を動かしていますね…人工猫といえどもバルンくんは妙にリアルです。また、飼い主さんが呼んだらやって来て「にゃーん」と鳴いたりして、とっても賢いですね。今後さらなるバージョンアップを考えていますか?

飼い主さん:「バルンについてはバージョンアップは未定です。ただ、顔の筋肉や眼球が動く人工猫ちゃんを製作したいと考えています」

体が伸びる猫ちゃんや双頭猫ちゃんも…「実在しない猫」を生み出す

――確か、他のツイートでバルンくん以外にも人工猫ちゃんのお写真を見ましたが。

飼い主さん:「います。徐々に体が伸びる猫です。現在は体長が89センチほどと伸びています。このほか、双頭猫という頭が2つある猫がいます。メアリーとシェリーといいます」

――今回、バルンくんの動画を見て国内外から「めっちゃリアル」「怖い」「恐ろしい」「本物の猫かと思った」など驚きと恐怖?のコメントがたくさん寄せられています。バルンくんに対する反響について、ご感想をお聞かせください。

飼い主さん:「当初から現実にいる猫に実在しない様相や動きを付与することで生まれる違和感に着目して製作していたため、そういった反応が出ることは至極まっとうだと思っています。今後は、3Dプリンターで出力した猫の骨のモデルを使った猫の製作を検討中です」

――人工猫ちゃんばかり?の「世界一癒されない猫カフェ」を開きたいとのことですが。

飼い主さん:「猫カフェといっても実店舗はないので、カフェやスペースをお借りしてという形になります。関西圏、特に大阪、兵庫、京都での開催を考えておりますが、場所は未定です。開催させていただける店舗さまを探しておりますので、よろしくお願いします」

   ◇   ◇

現在、「人工猫ウ -ArtificialCat-」さんの人工猫ちゃんが、大阪市北区中崎町の「カフェギャラリーきのね」で開催している「ウルトラスーパーやばやばひな祭り」に“出演”中。3月7日まで。また、「世界一癒されない猫カフェ」を開催してもいいよ!という方がいらっしゃいましたら、「人工猫ウ -ArtificialCat-」さんまでお問い合わせください。

■Twitter:「人工猫ウ -ArtificialCat-」(@sacocho)https://twitter.com/sacocho

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