休業や時短の店舗が狙われる!現金置かずに金庫やレジ開放!コロナ禍の防犯5か条

小川 泰平 小川 泰平

 新型コロナウイルスの感染が拡大している中、電話を使った詐欺行為や、休業や時短営業を余儀なくされた店舗を狙う出店荒らしや空き巣などの犯罪が起きている。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は当サイトの取材に対し、5項目に渡って注意を呼びかけた。

(1)在宅中も戸締りは必ず!

 「在宅しているからといって鍵をかけていないお宅が多いのも事実。特に地方はその傾向が強いように思われます。普段から鍵を掛ける癖をつけて下さい」

(2)在宅中も留守番電話設定にする!

 「在宅していても、自宅の電話は留守番電話に設定しておいて下さい。『この電話は振り込め詐欺対策のため録音させて頂いております…』」とアナウンスが流れる、振り込め詐欺対策用の電話も有効です」

(3)電話先でお金の話が出たら詐欺と思え!

 「電話でお金の話がでたら、内容が何であれ疑って下さい。そして、必ず誰かに相談をして下さい。 警察に相談しても良いと思います」

(4)営業自粛で休業や営業時間短縮の店舗にも防犯対策を!

 「昨年の緊急事態宣言中も、休業中や営業時間短縮中の飲食店店舗等が被害の対象となりました。出入口はもちろんですが、窓等の施錠もお忘れなく」

(5)店舗のポストや店舗前の植木の下等に合鍵は絶対に置かない

 「泥棒は必ず探します。また、店舗内のレジスターはお金を抜き開放にしておいて下さい。金庫も今の時期は使用を控えた方がよろしいかと思われます。レジスター同様に、現金や貴重品は入れず、金庫の鍵を開け開放することにより、万が一侵入されてもレジスターや金庫を破壊されないためです」

 以上、5項目の中でも、(4)は緊急事態宣言による飲食店の休業や時短営業の影響ということに直結する。店舗が無人となる時間が多くなることから、小川氏は「店舗には現金や高価な品物などを置かないこと、金庫やレジスターは開放にしておくことをお勧めいたします」と注意を促した。

 さらに、小川氏は「2020年はコロナの影響もあり、特殊詐欺や空き巣等の被害は一昨年に比べて被害件数・被害額共に減少してはいますが、引き続き注意が必要です。電話でお金の話は全て詐欺!必ず誰かに相談して下さい」と総括した。

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