海外の「おにぎり」はこんなに可愛くて、ユニーク!? おにぎりアクション・英語版に選ばれた8選

谷口 輝世子 谷口 輝世子

世界の食料問題の解決に取り組む、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下TFT)が、国連の定めた10月16日の「世界食料デー」を記念して、「おにぎりアクション2020」を実施した。

このアクションは、おにぎりにまつわる写真に#OnigiriActionを付けてSNSまたは特設サイトに投稿すると、協賛企業が寄付をし、TFTを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食5食(100円)が届く仕組みだ。

1カ月間にわたる「おにぎりアクション2020」では、20万2143枚の写真が投稿され、アフリカ・アジアの子どもたちに90万食分を届けることができるという。

「おにぎりアクション2020」は日本だけでなく、世界の人々におにぎりにまつわる写真の投稿を呼び掛けており、ホームページも日本語版と英語版の2種類を作っている。写真は31カ国から投稿された。

期間終了時にはおにぎりフォトグランプリとして日本語版、英語版から各8枚の写真が選ばれた。

日本語版では、幼い子どもが、自分の顔より大きなおにぎりを抱える写真、栄養士さんが一列に並んでひとりひとり手作りおにぎりを持っている写真がベストポージング賞などとして選ばれた。

英語版から選ばれたおにぎりの写真もユニークだ。

クリエイティブ・おにぎり・アワードには、米カリフォルニア州のWaFood USAさんが投稿した写真が選ばれた。名作映画の9作をおにぎりで表現。「大脱走」「ティファニーで朝食を」「ジョーズ」「ゴッドファーザー」、「インディアナ・ジョーンズ」「あの頃ペニー・レインと」「フォレストガンプ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「オデッセイ」。

「インディアナ・ジョーンズ」では、おにぎりがハムで作られたと思われるインディ・ジョーンズ・ハットをかぶっている。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ではデロリアンと思われる車が。オードリー・ヘップバーンもおにぎりで表現され、目玉焼きとともに「ティファニーでおにぎりを」というタイトルがつけられた。

ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所は、多くの団体へ寄付を呼び掛けて貢献したことから「ベスト・チーム・アワード」に選ばれた。写真は男性がおにぎりを頭から被り、さらにおにぎりを持ちながら電話をしている一枚だ。

もうひとつの「ベスト・チーム・アワード」は、米国ハワイからで、小学校3年生の子どもたちが、図画工作でおにぎりを制作し、それぞれが作品を見せながらのかわいらしい集合写真。

ベルギーのゲントからは、小さなおにぎりがベルギーの美しい観光地を旅しているという設定のショットだ。

それぞれの写真から、工夫や楽しさがあふれていた。

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