第3の生理用品「月経カップ」ご存知ですか…国内でも高まる人気、慣れるとナプキンよりも快適かも

桑田 萌 桑田 萌

「生理用品といえば、生理用ナプキン」。そう思っている人は多いのではないだろうか。もしくはタンポンを使用しているという人もいるだろう。では、近年徐々に国内で人気が高まりつつある第3の生理用品、「月経カップ」をご存知だろうか。

ポップなカラーと形状、雑貨のようなデザイン。生理用品には見えないかもしれないが、漏れない・におわない・肌に優しい。それに、つけている違和感も少ないというユーザーの声が多い。メリットの多い優れものだ。

月経カップは、膣内に挿入して使用する生理用品。医療用シリコンによって製造されていることが多い。またナプキンやタンポンのように使い捨てではなく、除菌・洗浄することで何度も使用でき、経済的にも環境的にも優しいのがポイントだ。

同じく挿入するタイプのタンポンとは違って、経血は吸収するのではなく「ためる」。タンポンは吸水力の強さから雑菌まで吸収してしまうこともあるが、月経カップは経血のみためるため、衛生的にも安心だ。

使用方法は、まずはよく手を洗い、カップを折りたたみ、膣内に挿入。中でカップが開いたら固定される。取り出す際は、骨盤底筋を使って下に押し出し、カップの底をつまんでつぶして、体外に出す。

使用時間は、最大8時間。取り出した後は経血を流し、水ですすぐ、もしくはペーパーで拭き取り、再度挿入する。また周期ごとに消毒が必要。煮沸や専用錠剤で除菌を行う。

 月経カップは、アメリカでは20世紀前半に普及し始めたが、日本で初めて発売されたのは2015年のこと。その中でも比較的早く世間に渡り、人気を集めているのがドイツ発の月経カップ「メルーナ」だ。

同商品を販売しているルドジャパン株式会社メルーナジャパン事業部に話を聞いた。特徴は2つ。

1つ目は、シリコンでなく「医療用TPE(熱可塑性エラストマー製)」を使用していること。シリコンに比べて菌やアレルギーが発生しにくく、ドイツの「エコ・テスト」で人体や環境への安全性が高いと評価を受けたという。

2つ目は、自分にぴったりの月経カップを選べること。メルーナは、サイズ・柔らかさ・持ち手・カラーなど豊富なバリエーションが取り揃えられていて、種類数は250を超える。

「月経カップは体内に入れるものです。年齢や体型、出産経験の有無によってぴったりのサイズは異なります。他にも、積極的にスポーツをする方だと硬い月経カップがフィットします」(同社社長・越智登志子さん)

とはいえ、今まで世間的にメジャーだった生理用ナプキンは、ショーツに貼るだけで使用できた。「体内に入れるのは不安」「そもそも大きくて入らないのでは」そう感じる人も少なくないだろう。同事業部の寺山美緒さんも「その通り、月経カップに慣れるには少し時間が必要です」と話す。

「コンタクトレンズを使用している人にはわかっていただけるかと思いますが、コンタクトは慣れるまで時間がかかりますよね。でも、慣れたら快適。月経カップも同じです。練習すればスムーズに挿入できますし、生理であることを忘れるくらい『生理用品をつけている感覚』が少ないため、メインとして使われる方も多いです」 

今、女性の月経回数は100年前に比べて10倍も多いそう。自分に合った生理用品やライフスタイルを見つけられる選択肢が増える。月経カップも、そんな選択肢の一つだ。「慣れていないから」と足踏みをせず、一度試してみて、自分に合った「レディースデー」を見つけてほしい。

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