別れた後にストーカーに変貌した元彼…警察に相談して長年の悩みが解決「もっと早くすればよかった」

島田 志麻 島田 志麻

これは10年来の付き合いになるAちゃんが体験したです。Aちゃんは別れた彼からストーカーのような被害を受けていましたが、無事解決できたといいます。

Aちゃんと元彼は同い年で、地元も一緒。いまから8年前。Aちゃんが離婚して地元に戻り、就職した職場の同僚としてその彼と出会いました。最初は共通の友人がいることで話が弾み、その後はお互い転職し、それぞれ新しい道を見つけたことをきっかけにお付き合いを開始したそうです。

付き合い始めた当初の彼はとても優しくて思いやりがある人だと思っていたのですが、時折見せる「俺と子どもどっちが大事!?」という態度にもやもやした思いを抱きはじめたAちゃん。

別れを選んだ決定打

付き合ってから半年が過ぎた頃、Aちゃんの息子が手術にともない入院することになり、息子が就学前だったため、Aちゃん自身も付き添いで入院することになりました。

母として、息子の入院を懸命に支えていたのですが、そこに彼がお見舞いに来てくれることに。しかし、彼は子どもを心配して来てくれたわけではなく、Aちゃんに会いに来ただけだったそうです。わざわざ来てくれたからと、息子に「お見送りしてくるね」と告げ、ナースステーションに声をかけてから彼を見送りに出ると、その場でキョロキョロとしている彼。何をしているのだろう?と不思議に思っていると、突然キスを迫ってきたそうです。この一件が彼に幻滅する決定打となりAちゃんは彼と別れることに。

しかし、そこからが恐怖の日々の始まりでした。

何度も連絡してくる元彼

無事に息子と退院したAちゃん。その後元彼からは何度もメールが届くようになったそう。

「いまなにしてるの?」「今日はこんなことがあったよ」という何気ない内容のメールを送ってきたらしいのですが、Aちゃんは返信しませんでした。しかし、その後もメールは届き「あんなところでこんなことしてたね」などだんだんと内容がAちゃんの行動を監視したようなものになり、最終的には突然家に来てドアを叩かれるように。

怖くなったAちゃんは私に相談してきました。

「もはやストーカーになってるから、警察に連絡してみたらいいと思うよ!」と話すと、逆恨みが怖いと言ってしばらくそのまま放置してみると答えるAちゃん。

それならばと、証拠のメールは取っておいてそれから警察に相談してみたらどうかなとアドバイスしました。

ストーカーは犯罪行為 迷わず相談しよう

その後も元彼からは年に1~2回、他愛もない内容のメールが続いていたそうです。

見せてもらった内容は、何気ない話から復縁を求めるものまで多様でした。

そのメールを証拠に、Aちゃんは警察に相談。証拠のメールを提出したその日のうちに警察から元彼に警告が出されました。

警察は接近禁止令とともに連絡先の消去、再度なんらかの方法で接触してきた場合は逮捕になることを話してくれたそうです。

さらに、警察は被害者であるAちゃんへ転居も勧めてきたそうです。

現在、警告から1年経ったAちゃんの元に元彼からの接触はありません。もっと早く警察に頼ればよかったとAちゃんは話していました。

ストーカー行為は犯罪です。自分だけではなく、大切な家族に被害や影響が出てしまう前に警察にいち早く相談してみましょう。

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