松本隆からコロナ禍のメッセージ「夜明けの来ない夜は無いさ」 地元・神戸新聞に全面広告掲載

黒川 裕生 黒川 裕生

神戸新聞の11月26日付朝刊に、今年作詞家生活50周年を迎えた松本隆さんからの「夜明け」をイメージしたメッセージ広告が掲載された。新型コロナウイルス禍に苦しむ人たちに向け、現在松本さんが暮らす神戸の仲間らでつくる「風街KOBEプロジェクト実行委員会」が企画。松本さんが歌手の松田聖子さんに提供し、コロナ禍で再評価の気運が高まった楽曲「瑠璃色の地球」の歌詞に、「夜明けの来ない夜は無いさ」という松本さんの手書きの文字を印象的にデザインしている。

数年前から神戸に居を構える松本さんは今春、コロナ禍に際して神戸の人たちを元気づけようと、「瑠璃色の地球chorus」プロジェクトを実施。「瑠璃色の地球」を歌う動画を地元神戸を中心に一般募集し、4本の“合唱”動画として公開した。

「瑠璃色の地球」は「夜明けの来ない夜は無いさ」という希望を感じさせるフレーズで始まる。深刻化する環境破壊と、当時妊娠中だった松田さんに触発された松本さんが、「生」や「宇宙」をテーマに書いた1986年の作品だが、先行きが見えない2020年にもそのメッセージは力強く響き、あらためて多くの人の心を捉えた。

広告は、「瑠璃色の地球」を巡る時を超えた縁を噛み締めつつ、エールを送るために松本さんの仲間たちが企画。松本さんは「世界中が夢もない、希望もない長い夜に迷い込んでいる。そういう時こそ、この曲と思う。一緒に夢と希望を探しに行きましょう」と呼び掛けている。

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