ジブリの写真「ご自由にお使いください」にネット大興奮 「太っ腹」「嬉しすぎて朝から涙」

金井 かおる 金井 かおる

 スタジオジブリは18日、公式サイトで「今月から、スタジオジブリ作品の場面写真の提供を開始します」と発表した。これにネット上はお祭り騒ぎ。「太っ腹」「嬉しすぎて朝から涙」とファンらはジブリの大量公開に歓喜したり、「常識の範囲はどこまでか?」と議論したり、さまざまな反応を起こしている。

 「今月からスタジオジブリ全作品の場面写真を順次提供することになりました。今月は、新しい作品を中心に8作品、合計400枚提供します。常識の範囲でご自由にお使いください。」(公式サイトから引用)

 同社プロデューサー鈴木敏夫さんによる「常識の範囲でご自由にお使いください。スタジオジブリすずきとしお」との直筆メッセージも公開した。

SNSではLINE公式で発表

 スタジオジブリでは、ツイッターの公式アカウントを開設しておらず、LINEの公式アカウントを持つ。今回の発表も公式サイトとLINEのタイムライン上で行われた。

 LINEタイムライン上での発表内容は公式サイトと同じ。しかし「早速、たくさんのみなさんにアクセスしていただいているようで、繋がりにくい場合もあるようです。その際は時間をあけて再度お試しいただけますと幸いです」と注意書きが添えられていた。また、鈴木敏夫さんがパーソナリティーを務めるFM番組の過去放送も紹介。「著作権に対するジブリの考え方がわかる回です」としている。

一般ユーザーは18日午前に反応

 ツイッターでは18日午前8時台、一般ユーザーが「ジブリからこんなリリース出た」とスタジオジブリのリンクを張って紹介。当サイト調べでは、このツイートが1番早いツイートだった。同日夕方、ジブリ情報を発信する人気アカウントが公式サイトのリンク付きで紹介すると、いいねの数は瞬く間に2万を軽く超え、3万にも届きそうな勢いだ。

 ツイッターの人気キーワードがわかるトレンドランキングには、翌19日早朝から「スタジオジブリ」がランクイン。午前中、ネットニュースの記事が出始めると、昼頃のトレンドには「スタジオジブリ作品の場面写真の提供」も加わった。

 大勢のフォロワーを抱える著名アカウントでは、アニメ監督の米林宏昌さんや日本美術が専門のエディター橋本麻里さん、秋田県にある人気映画館御成座などが話題にし、さらに拡散した。

 ユーザーたちの反応は、「太っ腹」「嬉しすぎて朝から涙」「すごいニュース」「場面見てたら一気見したくなった」「本当にいいんですか?」「常識が試されている」「アイコンをジブリにしてもOK?」など、さまざまな意見や感想が投稿された。

 インスタグラムのライブ機能を使い、スマホに保存した場面写真を友人同士で見せ合い、どのシーンか当てるクイズを楽しむ人もいるのだとか。

今後の発表される作品は?

 今回公開された場面写真は次の8作品、各50枚、合計400枚。千と千尋の神隠し(2001年)、ゲド戦記(2006年)、崖の上のポニョ(2008年)、借りぐらしのアリエッティ(2010年)、コクリコ坂から(2011年)、風立ちぬ(2013年)、かぐや姫の物語(2013年)、思い出のマーニー(2014年)。

 公式サイトにある作品一覧の中で、未公開なのは次の16作品。来月以降、順次公開される予定。レッドタートル ある島の物語(2016)、ハウルの動く城(2004)、猫の恩返し(2002)、ギブリーズ episode2(2002)、ホーホケキョ となりの山田くん(1999)、もののけ姫(1997)、耳をすませば(1995)、平成狸合戦ぽんぽこ(1994)、海がきこえる(1993)、紅の豚(1992)、おもひでぽろぽろ(1991)、魔女の宅急便(1989)、となりのトトロ(1988)、火垂るの墓(1988)、天空の城ラピュタ(1986)、風の谷のナウシカ(1984)。

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