日常的に使用しているSNS。何気なくつかっているからこそ、思わぬことでトラブルに発展することがあるようです。そんな自分の無意識の行動が招いた2つのエピソードを紹介します。
若い世代が抱えるアカウント変更でのトラブル
携帯の機種変更、アカウント乗っ取りなどの被害等でSNSのアカウントを削除したり、変更したりすることがあります。ですが、そのような理由ではなく頻繁にアカウントを変更し、トラブルに発展しているケースがとくに女子高生を中心におこっているようです。
高校生のA子は、SNSのアカウントの名前を頻繁に変えます。その理由は現状のアカウントでなにか被害にあったというようなことではなく、単なるその日の気分です。
そんなことが続くなか、トラブルが起こってしまいます。A子の友達であるB子は同じクラス、大親友というわけじゃないですが仲は良かったのでお互いのinstagramをフォローしていました。
しかし、A子がアカウント名を変更したことで、フォロー数の多いB子は、
「これ誰だっけ?」とわからなくなり、悪気なくフォローを外したそう。すると、翌日A子から「なんでフォロー外したの!」と文句を言われてしまいました。しかもコロナウィルスの影響で休校中だったので、うまく弁解もできないままA子の勘違いが膨らみ、喧嘩に発展。結果、仲直りはしましたが、意図せぬことでトラブルになりました。
何気なく送ったメッセージが クライアントに見えてしまった
このような予期せぬトラブルはビジネスシーンでも起こっていました。
LINEやSNSはスマートフォンだけでなく、パソコンで使用することもできますね。そのため、ビジネス上の会話や確認をLINE上で行ったりすることも増えてきているのではないでしょうか。その便利さのゆえにおきてしまったエピソードを紹介します。
営業部に所属しているCさんが同僚と一緒に営業先のクライアントに打ち合わせに行ったときのこと。一緒に行った同僚が自身のパソコンをテレビモニターにつないでプレゼンをしていました。でも、そのプレゼン内容に営業先の人は 興味なさそう…。そこで、Cさんはいつものように同僚のLINEに「なんか全然興味なさそうだよねw」と送りました。すると、「ピコン♪」とプレゼン中のテレビモニターにCさんが送った「なんか全然興味なさそうだよねw」のメッセージが映し出されてしまいました。同僚は、パソコン上でLINEをログインしたままの状態にしていたのです。
ほんの数秒の事でしたが、Cさんは冷や汗が止まらなかったそう。
営業先の人がメッセージを見てしまったかどうかわかりませんが、見ていたらCさんだけでなく会社の印象にも影響を与えてしまいます。
SNSも意識を持って行動することが大事
上記の2つのエピソードのように、普段何気なく使っているSNSで予期せぬ方向に発展する可能性があります。SNSは個人のアカウントですが、それは自分ではない誰かと繋がっているもの。だからこそ、いまこの行動をとったら、この文章を書いたらどうなるか?を常にシュミレーションする癖をつける…つまり無意識ではなく常に意識を持って利用しなければなりません。
これらを予防するための例として、今回紹介したエピソードのようなことがあるんだと知ることも大事なのかもしれませんね。