山里亮太さん絶賛“コロナ疲れ回避術”「ハッシュタグ新芽」 その癒し効果を精神科医に聞いた

金井 かおる 金井 かおる
南海キャンディーズの山里亮太さん
南海キャンディーズの山里亮太さん

 TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月~木曜午後1時~3時半)の火曜パーソナリティーを務める南海キャンディーズ山里亮太さんが21日、番組の中であるSNSのハッシュタグを絶賛しました。そのハッシュタグとは「#新芽(ハッシュタグしんめ)」。山里さんと赤ちゃんの芽、一見意外な組み合わせに思えるのですが…。

みずみずしい写真が続々

 <SNSとか疲れちゃうらしいですね。うつうつとしていく、そんな中で私、見つけたんです。一番いいの。ハッシュタグ新芽。癒される写真がわんさか出てくる>

 新芽とは、三省堂国語辞典第七版によると「春に新しく出てくる芽」。ツイッターの検索窓で「#新芽」と入力すると、ユーザーが散歩中に見つけた街路樹や家庭菜園、ベランダ栽培などの新芽のみずみずしい写真が続々と登場します。また、日本各地のお茶メーカーが自社の茶畑の新芽の様子を写真付きで投稿。京都の日本庭園や樹木医の投稿もありました。

実は妻・蒼井優さんのアドバイス

 最近、自宅でミモザを育て始めたという山里さん。英語で植物を表すボタニカルから「ボタニカル兄さん」、ミモザと名字をもじった「ミモザト亮太」などの異名も増えました。シティーボーイ山里さんと植物という、一見すると意外な組み合わせに違和感を覚えたところ、山里さんは自ら種明かしをしました。

 <心が荒れてくるときに、いったい何が俺を癒してくれるんだろうというとき、家で『これはどうだ』と奥様からのご提案いただき。ハッシュタグ新芽、時を忘れますよ>

 なるほど、奥様のアドバイスだったんですね。妻・蒼井優さんとの仲むつまじい様子もさりげなく織り交ぜつつ、リスナーへ“コロナ疲れ回避術”を披露した山里さんの優しさを垣間見ることができました。

精神科医に聞くと

 山里さんが絶賛する「#新芽」。精神科医はどう見るのでしょうか。まつい心療クリニック(神戸市東灘区)の松井律子院長に聞いてみました。

 --お笑い芸人の山里亮太さんが、新芽の写真に癒されているようです。

 「新芽や新緑は、鮮やかな緑です。緑色は心が落ち着きます。ですから手術着や手術場で使う布類は緑色で作られています。さらに鮮やかな緑を見ると、落ち着くだけではなく、気分が爽快になるというのもありますね。新芽の場合、伸びてゆく生命力のイメージも重なるので元気が出る人もいるでしょう」

 松井院長は、緑の色が身体に直接作用するわけではありませんと断った上でこう続けます。

 「色や香りなどを上手に利用して、心を落ち着かせたりエネルギーを充電させたりすることは、昔から行われてきました」

 自身のクリニックでも、ロゴマークの背景色や院内のブラインドは、心が落ち着き冷静になるといわれる緑色を基調にしているそうです。

 「人はそれぞれ、いろいろな思い出を持っています。悲しいときに着ていた服の色とか、懐かしい人が好きだった色とか、1つの色でも人によって色にまつわるイメージに違いはあります。同時に、共通して喚起されるイメージもあるのです。みんなに共通の色のイメージに加え、自分自身の思い出にまつわる色、好きな色などをうまく使って、不安や疲れを乗り切りたいですね」

 同番組のメーンを務めるフリーアナウンサー赤江珠緒さんは、新型コロナウイルスへの感染を公表しました。現在は療養のため番組をお休みしています。1日も早く、赤江アナのご家族全員が元の生活に戻られますように。

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