新型コロナウイルスの感染拡大が続き、慢性的なマスク不足に手作りマスク派も増えるなか、弟のために1人でマスク作りに挑戦したのは、ある小学3年の男の子。もちろん裁縫経験なんてゼロながら、驚く完成度で、しかも制作時間はたった30分ほどだったそうです。
ツイッターに投稿したのは、ポレポレ東村山(@116_kkk)さん。自宅周辺のドラッグストアでも朝からマスクを求めて行列ができ、いつも品切れ状態だそうですが、8歳の次男君が家にあったタオルを使って作ったそうです。
-8歳でこんなのが作れるんですね!
「ええ。『お風呂に入るぞー』と言っても全然入って来ないので、何をしてるんだろうと思っていたら、黙々と作っていたようで…風呂から出てみたら完成していました。30分ほどでできたそうで、びっくりしました」
-元々、お裁縫が得意だったのですか?
「いえ、全然。この日の昼間に、手芸用品店のユザワヤさんがマスクの型紙をホームページにアップしていたので、妻と一緒に作ってみたそうです。それでできると思ったのか、何も言わないのに1人で布に型紙を起こして切って、縫って…玉留めだけは少し緩かったので妻が手伝ったそうですが、全て自分で作ってました。後で聞いたら、3歳の弟にあげるためだったそうです」
なんて優しい! 確か家庭科で裁縫を習うのは5年生だったはずが「彼はもともと結構たくましくて、この休校期間中も朝ご飯は自分でホットケーキを作ったり、お腹がすいたら自分でおにぎりを作ったり。でもまさかこんな物まで作れるとは…」とポレポレ東村山さん。「手作りマスクを作れるのは器用な人だけで、絶対自分には無理と思っていましたが、意外にやればできるんだな、と。『できない』というのも偏見だったな、と勉強になりました」
ツイッター投稿は10日ほど前に始めたばかりだそうですが、次男君のマスクには2万件ほどのアクセスがあったといい、「本人はすごく嬉しそうにしていました」といい、「どんなマスクがいいか、夏休みの自由研究にしようか」なんて案も出ているそうです。
休校は当面続きそうですし、コロナとの闘い自体も1年スパンでの覚悟が必要という指摘も。布マスク2枚もいいですが、この機会に子どもや家族と挑戦してみるのも楽しくて役立つかもしれませんね!