コロナの薬を探しに旅に出ます! 世界を救うため5歳女の子が書いた手紙がかわいすぎると話題

佐藤 利幸 佐藤 利幸

「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」「天才テレビくんYOU」(NHK Eテレ)、「ダウンタウンDX」(読売テレビ)、「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ)。「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)など多くの人気番組を担当する売れっ子放送作家、竹村武司さん(@takemuramura)のあるTwitter投稿が話題になっている。

「妻が5歳の娘に真剣な顔で『私、この家を出ていくね』といわれ、この手紙を渡されたらしい。勇者は旅の準備を終え、いま爆睡してます」(12日投稿)。5歳の女の子が母親に手渡した一枚のメモ用紙。世界がいま見えない敵、新型コロナウイルスと戦っているのを知ってか、小さな手でしたためた手紙にはこう書かれていた。

「ままへ あたしでていくよ
だってころなのくすりをが
んばってさがしにいきます
おねがいします」

都内の幼稚園に通う女の子によるこの決意表明はSNS上で、
「頼んだぞ!!君だけが頼りだ!笑」
「これ、効くわ〜」「優しいねぇ。泣ける」
「あたしでていくよ がかっこよすぎて可愛すぎる」
と、多くの人をほっこりとさせていた。

朝イチで旅に出て、速攻で「くすり」を発見

そして、この小さな勇者はすぐに成果物をひっさげて“旅”から帰ってきたのだという。その後、竹村さんのTwitterには「全世界のみなさん、お待たせしました。これが、ころなのくすり、だそうです。朝イチで旅に出て、速攻で見つけて帰ってきました。意外とそこらへんにあるみたいです」と、何やら効きそうな手作り(?)の「くすり」の写真が投稿されていた。その成分は「ふくろうの涙」「カラスの羽根」「水に濡れたティッシュ」らしい。竹村さんに小さな勇者の様子について聞いた。

--手紙を渡されたとき、ご両親はどう思いましたか?

「ふたりで声を出して笑いました。日頃から、別の人格に憑依して謎のショーをやる遊びが好きなので、今回は勇者気分なのかなあと思いました」

--ずいぶん早く「くすり」を発見しましたが、どこに旅へ?

「旅先は寝室です(笑)。数分後には、例の『ころなのくすり』を手にして帰還してきました」

--娘さんは新型コロナのことを知っていたのですね?

「世界中の人がコロナで困っているのに薬がないことは理解していました」

--普段から正義感の強いお子様ですか?

「ズルやルール違反が嫌いです。先日も『泥棒が大嫌い』という思いを込めたメッセージソングを作詞作曲し、聞かせてくれました(笑)」

--新型コロナによる生活への影響は?

「娘は幼稚園に通っていますが休園になりました、現在も続いています。私は放送作家として、いくつかの番組に携わっていますが、テレワークになった番組もあれば、会議がなくなった番組もあれば、通常通りの番組もあり、一貫性はありません。脚本まで書いたイベントが中止になったり、思うようなロケが出来ずに企画を変更せざるを得なくなった番組もあります」

もっとも、SNS上での反響について「娘の手紙がバズったので、娘に興奮気味に伝えたら、うん、でさらっと終わりました。勇者は今、塗り絵に夢中のようです」(竹村さん)と、当の本人はサラリとしたもので、何事もなかったかのように次の任務に取りかかっていたという。

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