神戸・元町の喫茶店にすごいスピーカーが登場 レコードを買うとその場で体感できるぞ

黒川 裕生 黒川 裕生

神戸・元町の喫茶店「パーラークニヲ」が、開店1周年を記念して、同じく神戸の委託販売専門レコード店「イタクレコード」、ミュージック・オフィス「ミニスタジオ」とコラボ。9月25日までの期間限定で、古本と中古レコードを取り扱うスペースを開設している。ミニスタジオの提供で、スピーカーの名器として知られるTANNOYのARDENもどどんと設置。購入したレコードをその場で、極上の音で、楽しむことができるぞ。

パーラークニヲは2018年7月28日にオープン。JR元町駅を出てすぐ南、中古レコード店が集まる元町穴門商店街にある。真っ黒い炭パンのサンドウィッチや昔ながらのナポリタンが名物で、ビールなどのアルコールも。こだわりの料理とゆったりとした雰囲気が人気を集め、元町の新たな交流拠点として親しまれている。

1周年記念企画は、普段はテイクアウトや雑貨販売、ギャラリーとして使っている1階の「KUNIO STORE」をリニューアルして展開。親交のあるイタクレコードとミニスタジオの関係者が空間づくりに協力し、棚には中古レコード(普通のものから「バカ高い」ものまで)150枚ほどや、音楽関連の本を揃えたほか、往年の名器ARDENも設置。企画に関わった音楽家の安井麻人さんによると、このスピーカーは「40年以上前の機材で、繊細な音を聴くのに適している」そうだ。実は8月9日現在はまだ使えない状態なのだが、お盆明けの15日頃をメドに、ターンテーブルを繋げ、レコードを購入した客が自由に使えるようにするという。

パーラークニヲの店主、高見友子さんは「場所柄、レコード好きの人たちがよく来店してくれるので、喜んでもらえるのでは」と期待。「1年かけて縁が広がり、ようやく好きなことができるようになってきた。コラボ企画を通じて、また新しい出会いがありますように」

■パーラークニヲ https://www.parlourkunio.club/

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