新型プルーム・テックを試してみた…編集部員4人が吸い比べ

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 新型プルーム・テックについて、編集部員が勝手に採点!
 新型プルーム・テックについて、編集部員が勝手に採点!

 1月29日にJTから発売された新型プルーム・テックを入手。さっそく家庭でも職場でも肩身の狭い思いをしている編集部内の愛煙家3人を連れ立って、会社ビル内にある喫煙室で、体験会を開いた。新型は従来のプルーム・テックを改良した「プルーム・テック・プラス」(Ploom TECH+)とアイコスやグローのようにタバコ葉を直接加熱する「プルーム・エス」(Ploom S)の2種類。真新しい箱から新型プルーム・テックを取り出している最中から、早くも喫煙室に居合わせた他の愛煙家たちからの熱い視線を感じた。

■まずは改良版のプラスを体験

 箱から取り出したプラスは、従来版より1センチほど長く、二回りほど太く、重厚感がある。文具で例えれば、ボールペンと細いマジックペンぐらいの違いか。充電はすでに終わっていたので、たばこカプセル「クリア・ミント」をセットし、さっそくお試し。普段からプルームテックを吸っている部員(以下プルーム・テック派部員)が口にした。しかし「あれ?充電した?」と何度も吸引するが、変化なし。ここで普段は紙巻のわかばを吸っている後輩部員(以下わかば派部員)が説明書を取り出し「これ、ボタンを3回素早く押さないといけないみたいっすよ」とアドバイスした。旧型はスイッチがなく吸いこむだけで電源が入ったため、ここはひと手間増えたようだ。

 プルーム・テック派部員がボタンを押すとLEDが1回点滅した。そして仕切り直し、大きく吸いこみ「ふぅ~」と吐き出すと、そのモクモクさに、一同「おおぅ」と驚きの声を上げた。明らかに従来型より蒸気の量が多い。そして、肝心の吸い応えは?「キック感がある。これはいい」。続いて普段はアイコスを吸っている部員(以下アイコス派部員)も試した、実はアイコス派と言いながらも、旧型のアイコスでは連チャン吸い(チェーンスモーク)ができないため、予備としてプルーム・テックもポケットに忍ばせている。「プルーム・テックは物足りないと思っていたが、これなら大丈夫」と納得の表情。

 わかば派部員、さらに普段は紙巻のセブンスターを吸っている部員(以下セブンスター部員)が続いて体験した。両部員とも旧型のプルーム・テックを吸った経験はあるが、「こちらの方がいいですね」と声をそろえた。旧型の加熱温度が約30度に対し、新型は約40度と10度高くなったが「たった10度の違いで、こんなにも吸い応えが違うんですね」(わかば派部員)。さらに、たばこカプセルを「ロースト・ブレンド」に替えて回し吸いを続行したが、「これはこれで味・香りがいい」(セブンスター派部員)と好評だった。

■プルームテック・プラスの採点は?

 味、操作性、香り、蒸気の量、操作性などを考慮して、10点満点で採点してもらったところ、わかば派部員「8点」、セブンスター派部員「7点」、プルーム・テック派部員「9点」、アイコス派部員「10点」、4人平均で「8.5点」の高得点が出た。

■プルーム・エスはどうか。

 ひとしきり体験会で盛り上がった4人は続いて、エスを試すことに。加熱温度は約200度。たばこカプセルではなく、たばこスティックを差し込んで吸うタイプ、いわゆる先行しているアイコスやグローと同じタイプの加熱式とあって、期待感は自ずと膨らむ。手のひらサイズの筐体に、まずはメビウス・レギュラーテイストを挿した。

 先頭は先ほどと同じプルームテック派部員、説明書通りボタンを長押しし、40秒待った。LEDが点灯したのを確認して、口元へ。「蒸気が少ないのは個人的には好きだが、モクモクが好きな人はどうだろう。意見が分かれるかな。味は素直というかまろやか」。他の部員も試す。「ふわっと口いっぱいに広がる」(わかば派部員)、「のどの奥に残る感じ」(セブンスター派部員)と意見はそれぞれだった。違う味のメビウス・メンソール・クールエフェクトを試したとき「レギュラーより、メンソールの方が吸った感じがある」(アイコス派部員)の声もあった。フル充電でたばこスティック約10本吸えるのは魅力のひとつだ。

■プルーム・エスの採点は?

 わかば派部員「6点」、セブンスター派部員「8点」、プルーム・テック派部員「7点」、アイコス派部員「7点」、4人平均で「7点」。プラスを吸った後に、エスへの期待が高まり過ぎたせいだろうか、平均点が高かったプラスに比べると、低い点数だった。

 ◇    ◇

 加熱式たばこでライバル社に一歩遅れた感のあるJTだが、新型投入の意気込みを担当者に聞いてみた。

 「2019年度は、プルーム・テックに更なる吸いごたえを追求したプルーム・テック・プラスを投入することによって、低温加熱型における商品ラインアップを盤石なものとし、その顧客基盤を確固たるものにしていきたいと考えています。加えて、2019年度は高温加熱型にもプルーム・エスを投入することで、過去3年間競合製品に奪われ続けてきた顧客の奪回を目指します」と鼻息は荒い。編集部のプルーム・テック派部員は早くもプルーム・テック・プラスの「即買い」を明言したが、果たしてJTの巻き返しはなるか。

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