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「ナルト」「ワンピース」で学んだ日本語 ミシガン生まれCA育ちの女性を魅了した茶道と京都府最北の街

京都新聞社 京都新聞社

 京都府京丹後市が外国人相談サービスを強化する中で、8月から窓口の相談員に加わったイェ・ジェシカ・ジティンさん(28)=同市峰山町。京丹後に来たのは2021年10月で、市国際交流協会員として通訳や翻訳などさまざまな分野で活動してきた。市地域おこし協力隊員の委嘱も受け、「日本と外国人との架け橋になりたい」と話す。

 ルーツは中国。米国ミシガン州で生まれ、カリフォルニア州で育った。アニメの「NARUTO―ナルト―」や「ONE PIECE(ワンピース)」に触れ、中学生の頃から独学で日本語を習得した。「でも、最初に見た日本アニメは3歳のとき。『一休さん』だったかな」と笑う。

 カリフォルニア大バークレー校で日本語や日本文化を専攻した。「とにかく日本文化に幅広く触れたい」と、在学中には同志社大に留学した。茶道に魅力を感じたといい、「日本の茶道は男性のたしなみだった歴史があるが、今は女性に普及している。現代の女性教育と茶道との関わりは興味深い」と話す。

 卒業後2年間、米国の食品卸売会社で働き、外国青年招致事業(JETプログラム)で来日した。京丹後の印象を「海がきれいで山の緑も美しい。夕日ケ浦で眺める夕日が大好き」と話す。

 市内在住の外国人は7月末時点で647人(米軍人・軍属を除く)。窓口では、それぞれ職場や仕事で抱えている悩みからごみの分別方法まで幅広い相談に対応している。

 網野町の女性和太鼓サークル「橘奏花(きっそうか)」に所属し、茶道も習っている。和服の着付けもできるようになるほど日本文化に親しみ、京丹後での暮らしを楽しんでいる。将来を見据え、大阪大の医療通訳の養成講座に参加してキャリアアップにも努めている。「地域の人たちの温かさで京丹後が好きになった。このままずっといたい」と笑顔を見せる。

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