tl_bnr_land

車のガソリンは「半分になったら給油」父の言いつけの意味とは……共感の声多数「オチで笑いました」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「うちの父、昔から『ガソリンは半分になったら入れろ』ってうるさくて――」

あかりさん(@akari___1114)の車にまつわるX(旧Twitter)の投稿が話題です。

運転免許を取得して10年になるというあかりさん。現在も通勤や買い物などで、車はよく利用しているといいます。そんなあかりさんが、車に乗るうえで守り続けている父からの格言がありました。

「ガソリンは(メーターが)半分になったら入れろ」

その理由を尋ねても、「いいから」と言われ、はっきりとしたことは教えてくれなかったそうですが、あかりさんはそんな父からの言いつけを、なんだかんだ守ってきたといいます。しかし、最近になって、あることがきっかけで、はっとその理由に気づきました。

「あ、災害のときのためか」

震災など、自然災害が多い国である日本。

思わぬ災害に見舞われ、急遽車で移動しなければならなくなった際、ガソリンがなければ遠くまで走ることができません。給油しようにも手間や時間がかかりますし、最悪の場合はガソリンスタンドが停電していたり潰れていたりして、給油自体ができない可能性もあります。

もしもの時の備えのためだった――そう理解したあかりさん。

ところが、父にそのことを言ってみたところ、このように返されてしまったといいます。

「いや、(ガソリン残量不足を示す)ランプ付くのが怖いだけ」

あかりさんの投稿に対し、リプ欄にもたくさんの反響がありました。

「オチで笑いました」
「10年かけて理解した父の哲学が、『光るやつは怖い』だったの、人生の教訓としては逆に深い」
「ランプがついてからが勝負だと思っていた時期があります」
「残量半分になったら満タンにする(遠出のドライブ)、給油の曜日を決めてその日になったら残量関係なく満タンにする(日々のマイカー通勤)」
「東日本大震災の時、本当にたまたまでしたが、我が家の車2台は数日前に満タンにしたばかり。おかげで近場のスタンドの道路まで続く長い行列や、タンクローリーを数台の車が追いかける様子を横目に、余裕が持てました」
「俺は震災前夜にランプ点いて『明日の朝仕事行くとき入れればいいか』で酷い目にあったので半分切ったら入れます」

実際に災害に見舞われた時の体験談を含め、さまざまなコメントが寄せられています。

――「災害のため」と気づいたきっかけは?

あかりさん:災害が起こった時、ガソリンスタンドに長い列ができている光景をニュースで見たことです。

――お父様に「ランプが付くのが怖いから」と言われた時の感想は?

あかりさん:てっきり災害に備えるためだと思い込んでいたのですが、予想外の返答に思わず笑ってしまいました。でも、理由はどうあれ結果的に災害の備えにもなっているので、いい習慣だなと思っています。

――災害への備えとして、他に行っていることはありますか?

あかりさん:防災バッグを一式揃えて置いています。

「早めに給油」するメリットは他にも…

「ガソリンはメーター半分になったら入れる」という件について、リプ欄には他にもこんなコメントが寄せられていました。

「ガソリンタンクのポンプに負荷かかるから(ガソリンは不足する前に)入れておいたほうが良いです」
「(ポンプの)故障の恐れがありますので、お父さんが正解」

ガソリンが少ない状態だと、ガソリンタンクのポンプに負荷がかかってしまうという意見。

また、「タンクの錆防止にはいいですね!」など、タンクの内部が錆びてしまうから、という意見もありました。

実際、JAF(日本自動車連盟)のホームページには、「(ガソリンが不足することにより)燃料ポンプは空転して、モーターの潤滑性と冷却が失われてしまうため摩擦熱や摩耗による故障を誘発する可能性」があると書かれています。

また、タンクは温度差によって内部に結露が生じる(いわゆる「水が溜まる」)状態になってしまうことがあり、特にタンクのガソリンが少ない状態だと、空間が広くなり結露面積が大きくなってしまうリスクがあるそうです。タンクが金属製の場合、それが腐食の原因になってしまうことも…。

ただし、国産車の燃料タンクは、2000年代に入って急速に樹脂化が進んでおり、樹脂燃料タンクの場合は、腐食の心配はないとのこと。なので、最近の車であれば問題はありませんが、金属製のタンクを使用していた時代に造られた車であれば、注意が必要かもしれません。

車への負荷を減らす意味でも、早めのガソリン補給は大切なことのようです。言ってみれば、あかりさんのお父様の「ランプが付くのが怖い」という言葉は、「車が故障するのが怖い」と捉えることもできます。ある意味で、正しい反応だったのですね。

「車への負荷という点でも色々なコメントがありましたが、なかでも『ガソリンを送るポンプに負担がかかって、故障すると修理代が高い』という趣旨のコメントが印象深かったです。父の『ランプが怖い』が実は正解だったんだと驚きました」(あかりさん)

  ◇  ◇

災害など不測の事態に備えるため、車への負荷を軽減するため――ガソリンは1/2~1/3になったタイミングで入れるのが基本的には良いようです。

ただし、「高速道路に乗る」、「長距離を運転する」、「早朝・深夜に運転する」といった場合には、残量に関係なく予めガソリンを満タンにしておくことも肝要かもしれません。また、「寒冷地や地方で車を運転する」時や、「タンクが小さい軽自動車を運転する」際には、小まめに給油するよう心がけることも大切です。

万が一の事態にならぬよう、前もって予想を立て、臨機応変に対応することも安全な運転には重要なことなのですね。

なお、あかりさんは、今回のガソリン補給の件の他に、運転するうえで心がけていることについても話してくれました。

「時間に余裕を持って出ることです。焦っていると、運転も荒っぽくなると思うので、少し早めに出るように気をつけています」

■あかりさんのX(旧Twitter)はこちら
 →https://x.com/akari___1114

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース