今年春ごろに発売され、防災、アウトドアグッズとして話題になったダイソーの非常用圧縮毛布。
SNS上では今、同商品を救護に用いた、人助けのエピソードが注目を集めている。
「昨日、高速道路のパーキングエリアで、転倒して頭打って動けなくなっていた70代女性を救急車が到着するまで何人かで協力して救護したのだけれども…『寒い』と言ってブルブル震えていたから、 ダイソーで売ってた圧縮毛布をかけてあげた。これ3枚くらい車に入れておいた方がいい」
と、自身の体験を紹介したのはサバイバル二郎さん(@svl260)。
発売当初から非常用圧縮毛布に注目し、自身の車に備えていたというサバイバル二郎さん。それが、こんな形で役に立とうとは…。
サバイバル二郎さんにお話を聞いた。
――この毛布に着目された経緯は?
サバイバル二郎:X上で防災仲間が投稿しているのを見て、存在を知りました。非常用アルミシートだけでは限界があるのではないか?と、防災界隈で議論されていたところだったので、700円(税別)という安価で圧縮毛布がダイソーで発売されたのはおもしろいと思って、防災用に購入しました。
圧縮毛布のサイズは2m×1.2mで、生地は手触りが良く、春、秋で使用できそうな厚みです。寒さが厳しい冬は、2枚重ねた方がいいかもしれません。未開封状態では、開封時の3分の1程度の厚みに圧縮されています。700円にしてはしっかりしており、素晴らしい商品だと思いました。
ダイソーでは25cm×30cmの旅行用の圧縮バッグも売ってるので、それも併用すると繰り返してコンパクトに収納することができます。私は圧縮バッグに収納して、車内での仮眠用の枕にしていたりします。
――今回、女性を救護された経緯をお聞かせください。
サバイバル二郎:福島県の高速道路のパーキングエリアに立ち寄った際、施設の入り口前で70代の女性が倒れていて、女性の旦那さんと男性3人が救護していました。話を聞いたところ、転倒して後頭部をアスファルトに打ちつけてしまったとのことでした。私は赤十字や消防で救命・救急法の講習を受けていたので、「私も協力します」と伝えて救護に参加しました。
女性に目立った外出血はなさそうで、意識もありましたが、顔色は真っ青で、「寒い」とブルブルと震えていました。そこで、半年前に防災用として購入し、車に積んでいたダイソーの圧縮毛布をかけ、「大丈夫ですよ。もうすぐ救急車が来ますからね」と声をかけました。すると、女性が少し安心したような、何か「よかった」と感じているような表情になった気がしました。
その後、女性が助かったかどうかは分かりません。しかし、あのときの女性の表情を思い出すと、見ず知らずの人たちが、自分のために足を止め、必死になって助けようとしてくれる。そんな世界を、その女性に見せることができて「よかった」と思っています。
――投稿に対し、大きな反響がありました。
サバイバル二郎:X上では「投稿を見て、自分もダイソーで圧縮毛布を購入した」という声があり、私の周囲では「自分も救命講習を受けようかな」と知人が言っていたので、とてもうれしく思いました。
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この投稿に、SNSユーザーからは
「素早い判断に女性も救われたと思います。素晴らしい行動ですね。その圧縮毛布必ず買います。車に入れときますっ👍」
「このTweet見て、DAISOで購入しました。(アプリで検索したら、近くの店舗は在庫わずか)いー感じです👍」
「こういうの入れておけばよいのか。昔、通勤中に高校生が倒れてて救急搬送まで対応したことあるんだけど、段ボールは別の人が持ってたからそれを敷いて、上にかけてあげるものなくて自分が着てたパーカー使ったけどそのまま行方知れず。今は毛布とかバスタオル入れてあるけどかさ張るから、買ってこよう」
など、さまざまな感謝と感銘の声が寄せられた。
福島県地域防災サポーター(防災士)、東京都赤十字救護ボランティア(救急法救急員)として活動するサバイバル二郎さん。今回の体験を踏まえ、多くの人に消防や日本赤十字社が主催する救命講習を受けてほしいという。
“備えあれば憂いなし”という。興味のある方は、ぜひお住まいの地域を管轄する消防本部や日本赤十字社のホームページをご確認いただきたい。
【サバイバル二郎さん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/svl260