3Dで作った遺影が、SNS上で注目を集めている。
「101歳の婆さんがついに死んだので、参列者に配布する3D遺影をプリントしてる」
と、その模様を紹介したのは自営業の池田匠さん(@takumidevices )。
3D技術を駆使して作られた高齢女性の座像。黄金色に輝くその姿は、確実に一般的な遺影とは異なったインパクトを放っている。
池田さんにお話を聞いた。
――3D遺影を作ろうと思われた経緯は?
池田:普段の仕事で、イベントの会場下見や施工後の記録として3Dスキャンを活用しており、3Dプリンターやレーザー加工機などの機材が自宅にあります。自分の子どもを3Dスキャンすることもあったので、昨年、祖母が100歳を迎えて子孫を集めたお誕生会をやる際に、トロフィーか銅像を作ろうと考えました。
当初は学校の玄関にあるような本当の銅像を作ろうと、作り方や業者を調べていたのですが、処分に困るのでいったんあきらめ、トロフィーサイズで3Dプリントしたものを作ってお誕生会に持って行きました。
そして今回、その銅像の計画を3D遺影として活用しつつ、縮小プリントしたものを、ひ孫に配布しました。
――みなさんの反応はいかがでしたか?
池田:大人たちは「すごい」、「捨て方が分からない」、「一つで十分」、子どもたちは「すごーい」「もらっていいの!?」という反応でした。透明バージョンの下から光を当てる遊びをする子、像の上におはじきを何枚乗せられるかを競う子、円形に並べる子、親に返して来いと言われる子など、さまざまでした。
――投稿に対し、大きな反響がありました。
池田:うまくいって3Dプリンターを所有している人の界隈から「自分も親族の遺影を作ろう」くらいの反響で、「けしからん」的な意見も多く来ると思っていたのですが、思いのほか好意的なコメントが多かったです。
「自分が死んだらやってほしい」「生きてるうちに自分のスキャンしておこう」「遺言に3D遺影作るように書く」など、弔われる当事者の方からの感想が多くておもしろかったし、「木質フィラメントで作れば棺に入れてお焚き上げできる」的な主従逆転した感想もシュールでおもしろかったです。「本人と3Dプリントを一緒に燃やすのか!」と。
◇ ◇
今回の投稿に対し、SNSユーザーからは
「『写真ならしまっておけるのにねぇ・・・捨てる訳にもねぇ・・』の声が聞こえてきそう」
「贈り物なので断れない。 形あるもので捨てられない。 しまうにもしまいづらい。 これは策士で笑」
「いろんな種類作ってガチャガチャにしようよ」
「これができるということは、このおばあちゃまが、いい人生だった、ということなんだろうな。いい家族だったんだろうな。いい作品だと思うよ」
など、数々の驚きの声が寄せられた。
今回紹介したものは池田さんの自作だが、3D遺影をサービスとして提供している業者もいるようだ。読者のみなさんは、どう感じられただろうか。
【池田匠さん関連情報】
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