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金融資産1億円以上の投資家1000人に聞いた…4人に1人が「2030年の日経平均株価は10万円以上」と予想

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

未来のマネー予測について、富裕層たちはどう考えているのでしょうか。共通ポイントサービス『Ponta』を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)が実施した「2050年までの金融・経済予測調査」によると、約4人に1人が「2030年に日経平均株価が10万円以上になる」と予想していることがわかりました。

調査は、金融資産1億円以上(不動産資産を除く金融資産のうち、預貯金が50%以下)の同サービス会員男女1000人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

まず、「今後の日経平均株価(2026年7月2日時点:日経平均株価約6万9000円)の予想」について聞いたところ、2026年末については、「7万円未満」が46.9%、「7万円以上10万円未満」が49.0%。一方、「10万円以上」と予想した人は4.1%でした。

ところが、予想する時点を未来へ延ばしていくと、見方が大きく変わります。

「10万円以上」と予想した割合を見ると、2030年で26.4%、2040年で37.9%、2050年では44.8%と、2050年には半数近くが「日経平均10万円以上」を予想しており、長期的な株価上昇への期待の強さを感じさせる結果となりました。

続けて、「米国株式(S&P500 以下、S&P500/2026年7月2日時点:バンガード・S&P500ETFの株価684.84USD)と全世界株式(同時点:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの株価156.17USD)について、「今後の価格水準の予想」を聞いたところ、S&P500では、2050年の予想価格について「1倍以上1.5倍未満」が37.3%で最多となり、「2倍以上」と予想した人は33.3%でした。

一方、全世界株式では「3倍以上」が27.1%で最も多く、「2倍以上3倍未満」の24.9%を合わせると、52.0%が2050年に現在の2倍以上になると予想しており、長期的な成長を比較的強く期待している人が多いことがうかがえました。

また、「S&P500について、年ごとの価格予想」を見ると、2026年末は「700USD未満」が58.7%で最多に。次いで「700USD以上1000USD未満」が32.8%、「1000USD以上3000USD未満」が5.1%、「3000USD以上」が3.4%となりました。

しかし、時間がたつにつれて高い価格を予想する人が増えます。

「1000USD以上」と予想した割合は、2030年で28.4%、2040年で36.9%、2050年では44.7%まで上昇しました。

一方、「全世界株式」では、2026年末に「200USD以上」と予想した人は21.0%でしたが、2027年になると45.9%、2028年で64.2%、2029年で71.8%まで上昇。

2030年以降は75%超で推移し、「650USD以上」と予想する人も2030年の5.6%から2040年には12.1%、2050年には22.0%まで増えています。

「ビットコイン(2026年7月2日時点:ビットコイン取引価格約990万円/BTC)とゴールド(同:田中貴金属の店頭小売価格(税込)約2万3000円/g)」について、今後の予想価格を聞きました。

2050年時点の予想価格について、現在価格に対する倍率を算出して比較したところ、株式とは少し違った結果になりました。

2050年のビットコインについて最も多かった回答は「1倍未満」で59.1%と、現在より価格が下がっていると見る人が約6割を占めています。

一方、ゴールドでは「1.5倍以上2倍未満」が28.3%で最多。さらに「2倍以上」と予想した人も35.3%に達しました。

「ビットコインの年ごとの価格予想」を見ると、2026年末は「500万円以上1000万円未満」が74.7%で最多となった一方、「1000万円以上」は16.1%でした。

ところが「1000万円以上」と予想する割合を見ると、2030年で37.9%、2040年で39.5%、2050年では40.9%と増加傾向が見られました。

その一方で、「500万円未満」と予想する人も2030年の10.9%から2050年では15.6%と増加しており、長期になるほど、ビットコインの将来について強気と弱気の両方に予想が分かれていることが分かりました。

「ゴールド」については、2026年末は「2万円以上3万円未満」が76.0%と圧倒的に多い結果となり、その後、「3万円以上」と予想する人が増え、2029年末には51.3%と半数を超えました。

2050年には、「3万円以上6万円未満」が39.8%、「6万円以上」が23.8%となり、合計すると63.6%が「3万円以上」を予想しています。

さらに、「今後のドル円相場(2026年7月2日時点:米ドル/円 161円前後(変動が大きいため、聴取時には未提示))」について予想を聞いたところ、2026年末については、「150円以上170円未満」が85.7%と圧倒的に多くなりました。

ところが、予想する年が遠くなるほど意見が分かれていきます。

「170円以上」と予想した割合は2029年末に30%を超え、2050年には37.1%となりました。一方、「150円未満」と予想した人も2029年末の22.8%から2050年には33.3%へ増加しており、遠い将来ほど為替の見通しが大きく割れていることが分かりました。

さらに、「今後のフラット35の金利(2026年7月2日時点:フラット35基準金利3.14%)」についての予想を聞いたところ、2026年末については「3.0%以上4.0%未満」が77.9%と大多数。一方、「4.0%以上」と予想した人は4.1%でした。

しかし、2050年になると「4.0%以上」と予想した人は49.3%まで増加。株価の上昇を予想する一方で、住宅ローン金利については上昇を警戒するという、「楽観一辺倒ではない」姿勢もうかがえました。

最後に、「今後の資産クラス(投資対象となる資産の種類や分類)について、2050年までの上昇期待と投資・保有に対するリスク認知」を聞いたところ、「日本株」が上昇期待65.5%でトップに。次いで「米国株」(53.7%)、「全世界株式」(44.6%)が続きました。

特に「全世界株式」では、上昇を期待する人は44.6%いる一方、リスクを認識している人は11.5%と、期待とリスクの差が比較的大きくなっているほか、「ビットコイン・暗号資産」はリスク認知が37.9%なのに対し、上昇期待は9.0%、「中国株」もリスク認知が40.7%、上昇期待は6.6%となりました。

また、「投資テーマ・セクター」について、上昇期待が高かったのは、「AI・生成AI」(53.6%)、「半導体」(50.1%)、「データセンター・電力インフラ」(34.8%)がトップ3に。

しかし、リスク認知を見ると、「AI・生成AI」が29.7%、「半導体」では24.3%となっており、「期待は大きいが、リスクもある」と考えている人が一定数いることが分かります。

一方、「観光・インバウンド」はリスク認知16.9%に対して上昇期待9.5%、「不動産・都市開発」はリスク認知19.7%に対して上昇期待11.2%でした。

本調査から浮かび上がるのは、単に「これから景気が良くなる」という楽観ではなく、長期的な成長を期待しながら、金利・為替・資産価格の変化にも備えようとする姿勢なのかもしれません。

  ◇  ◇

【出典】
▽「Pontaリサーチ」調べ

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