生まれ育った環境が違うと、身につく常識や刻まれる思い出も変わるものです。田舎育ちの漫画家・こしさんぽさんは都市部育ちの夫とのやり取りの中で、お互いの育った地域の違いに驚くことが多いようです。そんな作者の体験談を描いた作品『田舎育ちと都市部育ちのギャップ』がX(旧Twitter)に投稿されると、1.7万いいねが集まりました。
田舎で生まれ育った作者は、都市部育ちの夫とのギャップを感じることがよくあります。作者たち夫婦が新居を購入したばかりの頃、作者は夫に何気なく「“うんこ収集車”はいつ来るんだろうね」と話しかけました。戸惑った様子で「何?」と聞き返す夫に、作者はもう一度“うんこ収集車”と繰り返しますが、夫は「だからそれ何!?」と再度聞き返しました。
夫がうんこ収集車を知らないことに驚いた作者。調べてみると、作者の地元で“うんこ収集車”と呼ばれていた車は、正式には“バキュームカー”というそうです。さらに、バキュームカーは下水道の整備が進み、多くの家庭で水洗トイレが普及している都市部ではあまり見かけないことも分かりました。
また別の日、小学生が自転車で通り過ぎていくのを見かけると、夫は小学生の頃に友達と自転車で映画を観に行った思い出を妻に披露して懐かしみました。しかし、最寄りの映画館まで車で片道2時間のエリアに住んでいた作者は、その思い出にまったく共感できず、生まれ育った環境の違いに衝撃を受けました。
一方、そんな田舎育ちの作者にも、夫に誇れることがあります。それは、作者の実家の裏山にたくさんのクワガタが生息していたこと。作者は5種類のクワガタを見分けられることを夫に自慢するのでした。
読者からは「田舎育ちだから全部わかる」「たしかに都会でうんこ収集車見ない!」などの感想が寄せられました。そこで同作について、作者のこしさんぽさんに話を聞きました。
家族も友人もみんな"うんこ収集車”と呼んでいた
ーこの作品を描こうと思ったきっかけを教えてください。
夫がうんこ収集車を知らないことに驚き、もしかして同じような人が他にもいるのでは?と思ったのがきっかけでした。
ー地元ではみんなバキュームカーを「うんこ収集車」と呼んでいたのでしょうか?
家族も友人も、みんなそう呼んでいました。今回調べてみて、初めて正式名称があることを知りました。
ー旦那さんがバキュームカーの存在を知らないと発覚したとき、どんなことを考えましたか?
夫が知らなかったことよりも、今住んでいる家にバキュームカーが来ていないことに気づかなかった自分に驚きました。よく考えてみると、引っ越してから一度も街中で見たことなかったんですよね。それなのに、気づかなかったんです。少しショックでした。
ーこしさんぽさんの思う田舎の魅力を教えてください。
裏山にクワガタがいることです。
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