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ツーリング中に雨予報 停めていたバイクに置いてたヘルメットに……見知らぬライダーの優しさに心温まる

椎名 碧 椎名 碧

「恐山来たけど誰かがヘルメットに袋かけてくれてた… なんということだ…」

こんなポストをされたのは、きったー(@mk7_vu51)さん。

青森県の下北半島でバイクツーリング中に立ち寄った恐山で、雨予報の中、見知らぬ誰かがヘルメットに袋をかぶせ「中が濡れないようにかぶせました。道中お気をつけて。和歌山県民」という置き手紙を残してくれていたという出来事を綴った投稿です。

見ず知らずの相手を思いやる優しさが、多くの人の心を温めました。

「こんな時代にこの優しさ」
「見返り求めないのがいい」 
「日本まだまだ捨てたもんじゃない」 
「和歌山県民さんありがとう」

投稿には、さまざまな声が寄せられました。そこでこの日の出来事を綴った、きったーさんにお話を伺いました。

――今回はどのような目的で恐山を訪れたのでしょうか?

「恐山への目的は下北半島観光でいきました」

――ヘルメットに袋がかけられ、置き手紙があるのを見つけた時、どのように感じられましたか?

「遠くから見た時はなんだ?って思いました。このメモを読んで理解しましたが、投稿の通りありがとうとかいう言葉の前に胸がいっぱいになりました。20年近くバイクに乗っていますが、初めての出来事でしたし…メモがなくてもそのお気遣いは嬉しかったと思います」

――「和歌山県民」と署名されていましたが、その後直接お会いできたりはしたのでしょうか?

「その後は会えることもなく…」

――ツーリング中にこうした見知らぬ方の優しさに触れた経験は?

「ライダー同士は見知らぬ人とはよくしてもらっています。具体的に今回のようなものってほぼないですが、ライダーズハウスなどで一緒になった方々は友好的でいろいろ情報交換などしてくれます。一期一会の出会いを大切にしている方々が多い印象です」

――今回の投稿に大きな反響がありました。

「こんなにバズることがなかったのでびっくりしていますし、私自身が何かやったわけではなく心優しい方の行動がウケていると思っています。

殺伐としている今の時代、みんな他人の優しさや見知らぬ方と温かいふれあいが欲しいんだなと思っていますが、まずはもっと自分からオープンになろうと思いました」

きったーさんは「この投稿に感銘を受けた方は自分から相手のことを考え、自分がしたほうがいい行動をし、それに見返りを求めない、結果を求めないけど、『いいことしたかもなー』が溢れたら、いい日本が返ってくるのかもと思っています」と話してくれました。

会うことも名前を知ることもないまま終わった、見知らぬ「和歌山県民」との一期一会。

20年近くバイクに乗ってきたきったーさんの心を動かしたその優しさは、投稿を通じて多くの人の心にも同じように届いたようです。

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