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ひとり暮らしと実家暮らし、「推し活」にかける年間予算が多いのはどっち? 推しがいるメリットにも違いが

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

「好きなものに囲まれて暮らしたい」「時間もお金も、自分の好きなことに使いたい」…そんなひとり暮らしならではの生活スタイルが、「推し活」にも表れているようです。株式会社エイブルホールディングス(東京都港区)が運営するひとり暮らしを多角的に研究する専門ラボ『ひとりぐらし研究所』が実施した「推し活動向」についての調査では、一般のイメージとは少し異なる、現代のリアルな推し活事情が明らかになりました。

調査は、国内在住の18~49歳の男女1501人(設問によって有効回答数は変動)を対象として、2026年8月にインターネットで実施されました。

まず、「推し活をしている」と答えた割合を見ると、ひとり暮らしでは69.8%、実家暮らしでは60.6%となり、ひとり暮らしの人のほうが多くなりました。

さらに、毎月の推し活予算の中央値を比較すると、ひとり暮らしは年間「11万3208円」だったのに対し、実家暮らしでは「9万1068円」と2万2140円の差が見られ、「実家暮らしのほうが住居費などの負担が少なく、趣味にお金を使いやすい」というイメージに反して、本調査では、推し活にかける金額はひとり暮らしのほうが高い結果となりました。

また、実家暮らし層では、たとえ年収が上がっても推し活予算は「5000円未満〜1万円未満」と答える人が半数以上を占め、頭打ちになる傾向が見られます。これに対し、ひとり暮らし層は年収に比例して推し活予算が増加。

特に年収600万〜800万円層では、「1万円以上3万円未満」が36.9%、「3万円以上5万円未満」が18.4%、さらに年収800万円以上では「5万円以上」が17.0%、「3万円以上5万円未満」が24.5%となり、可処分所得の使い道を自分の判断だけで自由に決められる環境が、思い切った推し活への投資を可能にしている背景がうかがえました。

次に、「自宅での推し活グッズの置き場所」を聞いたところ、ひとり暮らし・実家暮らしともに「寝室/自室」(35.1%、44.3%)が最多となりました。

次点以降は違いが見られ、実家暮らしでは「クローゼットや押入れなどに保管している」(25.6%)、ひとり暮らしでは、「玄関」(19.3%)や「キッチン・ダイニング」(15.4%)に飾っている人が実家暮らしの3〜4倍にのぼりました。

では、ひとり暮らしの人は、推し活のためにどんなアイテムを自宅に置いているのでしょうか。

年代別に見ていくと、10代は「アクスタ/ぬいぐるみ」(41.7%)や「ポスター/カレンダー」「推し棚/推し祭壇」(いずれも25.0%)など、可視化されたグッズで空間を彩る傾向が見られました。

一方、20代になると「スマートTV」(31.8%)や「高音質スピーカー」(29.9%)といった映像・音響関連のアイテムが目立ち、特に「プロジェクター」の導入率は、10代(6.2%)、30代(6.2%)、40代(6.7%)に対して、20代では20.6%と圧倒的に高くなりました。

最後に、「推しがいることのメリット」を聞いたところ、ひとり暮らし、実家暮らしいずれも「人生が豊かになった」(32.3%、37.7%)が最多となりました。

大きな違いが見られた項目は、「寂しいと感じることが減った」で、ひとり暮らしは31.8%なのに対し、実家暮らしでは14.8%。

また、「ストレスを感じることが減った」も、ひとり暮らしが28.8%、実家暮らしは21.4%と、ひとり暮らしのほうが高くなっています。

さらに、行動面においても、実家暮らしが「人生の満足度向上」(37.7%)に集中しているのに対して、ひとり暮らしでは「遠征」(28.3%)や「ファン同士の交流」(25.3%)といった項目で実家暮らしより10pt以上高くなりました。

   ◇  ◇

ひとりで過ごす部屋のなかで、自分の「好き」を貫き、推しとともに暮らす毎日は、日々の暮らしに大きなパワーを与えてくれます。「もっと自由に推し活を楽しみたい」と考えているなら、自分の空間を思い通りにデザインできるひとり暮らしの環境は、最高の選択肢と言えるかもしれません。

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