猛毒の貝、タガヤサンミナシを知らずに採取してしまったという体験談が、SNS上で大きな注目を集めている。
「潮が引いたので貝を探す。
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イモガイ科と思しき巻き貝を発見したが種類が分からない。
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万が一毒銛のある種類だとヤバいので一応注意して採取する。
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自宅まな板の上に置いてからネットで調べる。食べる気満々。
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タ ガ ヤ サ ン ミ ナ シ(刺されたらほぼ死)
肝が冷えたわ」
と、その姿を紹介したのは高知県在住のよしのんさん(@TAKESHIMABOYS)。
タガヤサンミナシは、イモガイ科に分類される巻き貝の一種。肉食性で獲物を捕らえるための毒を体内に有しており、その毒性は極めて強い。
よしのんさんに話を聞いた。
――タガヤサンミナシを採取した経緯は?
よしのん:室戸に魚釣りに行った帰りのことです。帰るタイミングで、大きく潮が引いているのに気づきました。
釣果がパッとしなかったので、何かしら魚介類が獲れたらいいなと思い、タイドプール(潮溜り)を散策しました。
普段は完全に海底になっている岩場に、派手な色合いの大きな巻き貝を見つけたので、これはしめたと思い、拾って持ち帰ることにしました。
――猛毒があると分かったときは。
よしのん:最初にこの巻き貝を一目見たときから、イモガイ科の毒銛を持った貝の可能性が高いとは思っていました。ですので、毒があるということ自体は、そこまで驚きはなかったです。
しかし、タガヤサンミナシについて調べるにつれて「イモガイ科で最も死者数が多い種である」だの「かの有名なアンボイナと並んで危険度トップクラス」といった旨の話がじゃんじゃん出てきました。
自分としては、てっきり「危険ではあるがアンボイナほどではない」程度だろうと踏んでいたので、徐々にサァーッと血の気が引いていきました。
「扱いを誤れば結構危ない」程度のものだと思ったら、「扱いを誤れば結構死ぬ」ほどのものだとは、さすがに予想してませんでしたから。
しかも、この3つのタガヤサンミナシは水の中ですらなく、陸上の岩の上のど真ん中に鎮座してたんです。満潮時は海底ですが、干潮だと小さな子どもでも簡単に拾える場所でした。毒性の詳細を知ったときは、ずいぶん危ないことをしてしまったもんだと、ヒヤッとしました。
――投稿に対し、大きな反響がありました。
よしのん:自分としては、日々のつぶやきの一つに過ぎないつもりでした。投稿した時間が夜中…ほぼ朝だったのもあり、まさかこれほどの方々に見ていただけるとは夢にも思わなかったので、ただただ驚くばかりです。
しかし、否定的な意見もちらほらあるので、万が一炎上騒ぎにならないかと思い、内心少しヒヤヒヤしました。まぁ、今ならそれは杞憂(きゆう)だとは思いますが。
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SNSユーザーたちから
「小さいときに父が『みてみて〜キレイな貝!』って海水浴中に見せてきたのを思い出します。偶然その地域の危険生物リストを私が海水浴前に見ていたので、あわてて『それ毒の貝!!』って言ったら父があわてて捨ててました。知らなかったら危なかった……」
「自分も潮干狩りしたときにチャンバラ貝に紛れて捕まえたんですが、ちょうどそのときに海洋生物の課外授業に来ていた大学教授がバケツをのぞき込んで、『ヤバいのいるから、このバケツ全部捨てた方がいいよ』と言われて泣く泣く逃しました。毒素が他の貝にも移るとか何とか…」
など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんも海辺に出掛ける際は、くれぐれもご用心いただきたい。
【よしのんさん関連情報】
▽Xアカウントhttps://x.com/TAKESHIMABOYS
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徳島県のHP内でも「タガヤサンミナシ貝やアンボイナ貝などイモガイ科に属する貝は、口内に猛毒を注入する毒針を持っているものが多く、万一刺されると大変危険な貝ですので、十分ご注意ください」と喚起している。
「猛毒の針を持つ貝『タガヤサンミナシ貝』など、『イモガイ科』の貝にご注意下さい」https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/sangyo/suisangyo/2013101500117/