平成のロリィタファッションを象徴した靴がSNS上で大きな注目を集めている。
「クローゼットの奥から、平成時代のゴスロリを象徴する、貴重な靴が発掘されました」
とその模様を紹介したのはRUSANJIN ROOMデザイナーでロリィタファッション研究家の瑠璃(るり)さん(@orangehoppe)。
1980年代に端を発すると言われるロリィタファッションだが、1990年代から2000年代にかけてビジュアル系バンドの流行に伴い一般に普及。
加水分解して変色し形も崩壊寸前だが、この靴はMALICE MIZERのギタリストManaによって設立されたゴシック&ロリィタブランド「Moi-meme-moitie」から2003年頃に販売され人気を博したものだという。
瑠璃さんに話を聞いた。
ーーこの靴にはどんな思い出があるのでしょうか?
瑠璃:10年ほど前に新品のものをネットオークションで発見しました。その頃から少し劣化が見られたのですが、「憧れのブランドの幻の靴だ」と思い落札しました。その後、2018年に「ゴスロリ博物館」というロリィタファッションの展示イベントを開催した時に展示しています。
ーーこの光景をご覧になったご感想を。
瑠璃:除湿剤を交換するためにクローゼット内の掃除をしていた時に見つけたのですが、初めは何が出てきたか分かりませんでした。加水分解のためか全体が白っぽくなっていましたし、触った瞬間にヒールがクッキーのようにもろもろと崩れ堕ちました。ショックというより、物の寿命が終わる瞬間に立ち会えたことに驚きました。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
瑠璃:「若い頃に購入して実家に置いたままの靴を心配する声」が散見されたことにほっこりしました。ゴシック&ロリィタの人たちはトレンドに左右されない分、長く同じものを愛用するということを実感しました。
これだけの反響があり、沢山の方に見ていただいたのでこのブーツを心置きなく処分することができました!
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「ポンペイからの出土品みたい」
「コレは…安土桃山時代に信長が南蛮貿易で手に入れたと言う葡萄牙靴…」
「加水分解しようともEGLの魂は朽ちぬ… 」
「経年劣化 慌てて確認したクガコージは無事でした 当時は気にならなかったのに今は重たい」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
なお瑠璃さんは茨城県でオーダーメイドのロリィタブランドを運営。また昨年、ロリィタに特化したイメージコンサルタントサロンRUSANJIN SALONをオープンしている。「茨城でロリィタを楽しむ人が増えてほしいな!と思っています」ということなので、ご興味ある方は、ぜひ瑠璃さんのXアカウントから情報チェックしていただきたい。
【瑠璃さん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/orangehoppe
▽RUSANJIN SALONホームページ
https://www.rusanjinsalon.com/