思いがけず手に入れた大量の食材を見事にさばききった女性がSNSで話題になっている。
仕事中の女性のもとに突然夫から届いた「キス84匹。」という衝撃的なメッセージ。
シンクの中にどっさりと置かれたキスたちはどれもツヤツヤと光り新鮮そうだが、普通なら「そんなにどう処理するの!?」と頭を抱えてしまうだろう。
しかし、投稿主の中山愛(@yonago_organic)さんは違った。メッセージを受け取った瞬間、頭の中で「天ぷら→南蛮漬け→フライ→冷凍保存…」と、使い切るための完璧なメニューをすぐさま組み立てたのだ。
頼もしすぎる投稿に対し、SNSユーザーたちからは絶賛の声が集まった。大量の釣果を前にした驚きの思考プロセスと、おいしく食べ切るための「我が家のルール」について話を聞いた。
――「キス84匹」の連絡を受けた時の心境は。
中山:一番に頭に浮かんだのはやはり天ぷら。ただ、朝獲れの鮮度抜群なキスをすべて天ぷらにしてしまうのはもったいないなとも思いました。現在暮らしている鳥取県は魚がとてもおいしい地域で、釣りをする方も多く、たくさん釣れた時は近所同士で分け合ったり、おいしく食べ切る知恵が根付いています。私は元々大阪出身なので、引っ越してきた当初は周りのママ友たちの魚知識に驚かされましたが、今ではすっかり鍛えられました(笑)。
――調理で一番大変だった工程は?
中山:実は夫によると「釣った喜びと釣ってしまった後悔」があったそうです(笑)。我が家では「うろこ取り、内臓処理、あて塩までは釣った本人がやる」というルールが絶対なので、そこまで下処理さえ終わっていれば、料理自体はそこまで大変ではありません。
――特にご家族に好評だったものは?
中山:感動的だったのが、お刺身!正直お刺身のイメージが無かったのですが、SNSのコメントで教えていただいて初めて挑戦しました。身が締まって癖がなく、子どもから大人まで無限に食べられます。皮を剥ぐときれいなピンク色で食卓も華やぎました。大きめのキスでしか作れない貴重なメニューです。また、お酒を少し加えたお湯でさっと茹で、ポン酢と大根おろしでいただくのも大絶賛でした!
――全国の「釣りが趣味の夫」を持つご家庭へのアドバイスは。
中山:とにかく「さばくところまでが釣り」です!(笑)。忙しい夕方に釣った魚をそのままドッサリ置かれたら泣いてしまいます。シンクが空いてから、本人がさばいてあて塩をする。これだけは譲れませんね。
◇ ◇
投稿には「さばくのに心折れそう」「大抵、夫が妻に託して、は?誰が調理すると思ってんの!てなる」「白味噌と塩昆布で叩いてなめろうにするとおいしい」「しゃぶしゃぶもいい!」などの反響が寄せられた。
夫が持ち帰った84匹ものキスを、余すことなく最高の料理へ。ルールを守って下処理をするご主人と、工夫を凝らしておいしく調理する連携プレイには、夫婦で暮らしを楽しむヒントが詰まっていた。
▽中山愛|レシピのいらない無添加ごはん Threads
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