子育てに追われて自分のことを後回しにしていると、自分の好きなものややりたいことを見失うかもしれません。ぽんぽこさんの作品『二児の母、私は私をご自愛させたい』では、子育て中でも自分を労わる時間を大事にしようと決意した実体験が描かれています。この作品をX(旧Twitter)に投稿すると、2800を超えるいいねが集まりました。
作者はある日、2人のこどもにずっと話しかけられ続けることに苛立ちが募り、つい大声で怒鳴ってしまいます。子どもたちはこれに謝ってくれたものの、作者自身は小さい子どもたちに怒鳴ってしまったことを反省しつつ、自分の余裕のなさを自覚しました。
そこで作者は、心に余裕を作るために自分の時間を作ってみます。しかし、自分の時間を実際に作ってみても「私ってなにをやりたいんだっけ?」と、やりたいことや好きなものが思い出せません。
ただ、歩くのが好きだったことを思い出した作者は、夫に子どもを預けて1人で散歩をしてみます。飲み物を片手に自分のペースで歩いていると、普段は子どものペースに合わせてゆっくりと歩いていたことが分かりました。そして、歩きながら自分の気持ちを考えているうちに、作者は母親として一生懸命な自分を労わりたかったことに気づくのです。
こうして2時間散歩して家に帰ると、心に余裕が戻り、自然と子ども達に笑顔を向けられるようになっていました。さらに、作者の笑顔を見て嬉しそうな子ども達を見て、自分を優先することに後ろめたさを感じる必要はなかったのだと実感します。
そして、これからも家族で楽しく過ごしていくために、忙しくても自分を労わる時間を大切にしようと作者は思うのでした。
読者からは「グッときた」「お母さん全員に読んでほしい」など、賞賛の声があがっています。そんな同作について、作者のぽんぽこさんに話を聞きました。
母親がご機嫌だと子どももハッピーになる
-同作を描いたきっかけを教えてください。
育児をしていて「子どもはとってもかわいくて幸せ。なのに、なぜかしんどい」という感情が芽生えたのがきっかけでした。そこから自分の気持ちと向き合ってみて、もしかしたら私と同じように精一杯になってる人がいるのかもしれない…と思い、「この話を漫画にしたいな」と考えました。
-子育てで心を削られていると気づいて「余裕を持とう」と思うようになるまでに、時間はかかりましたか?
気づいてからは、即行動でした。というか、限界がきて考えるまでもなく「余裕を持たないと」と思った形です。
最初は「母といることが史上最高の喜び」と思ってくれている子ども達と離れて、自分の時間を取ることに葛藤はありました。しかし、ご機嫌な母でいることで子どももハッピーになると気づいてからは、積極的にご自愛できるようになってきました。
-子育てと向き合う読者にメッセージをお願いします。
我が家はほぼ私のワンオペ育児で、実家・義実家ともに遠方なので頼れる先がいません。だからこそ「私ががんばらなきゃ」と気を張りまくっていたんですが、やっぱりガス抜きしないと生きていけないんですよね。
私と同じような境遇の方も、そうじゃない方も、みんな毎日一生懸命がんばってると思います。そんな毎日一生懸命がんばってる方に「がんばらない時間」「自分をただ労わる時間」を持ってほしいなと思っています。
「みんな毎日がんばってて、すごいエラい!!!!!!」と大声で伝えたいです。
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