秘密にしてほしいと念を押したはずなのに、気づけばなぜか周りのみんなが知っていると困惑してしまうものです。悪気はないからこそ止められない口コミは、時に思わぬ広がりを見せます。そんなご近所ならではの出来事を描いた、工務店の日報さんの漫画『ご近所付き合い』がInstagramで注目を集めています。
それは、お好み焼き店の奥さんが店先を掃除していた日の出来事です。向かいの工務店で働く男性を見つけると、彼女は「お兄ちゃんちょっといい」と呼び、コロナ対策用の透明な衝立を作ってもらえないかと相談します。
仕事ではないため、男性は最初こそ「ちょっと面倒だな」と断ろうとしましたが、そこで奥さんは「まぁこれ飲んで」と言って笑顔でジュースを差し出すのでした。そのやり取りに根負けした男性は工務店へ戻り、透明の衝立を製作して届けることにします。
奥さんに代金を尋ねられた男性は「いつもお世話になっているので材料代だけで」と伝え、続けて「ただウチで作った事は他には言わんといて下さいね」と条件をつけました。この条件を快諾した奥さんは「わかってる!くちチャックな」といいます。そして、その日を境に奥さんからさまざまな差し入れが届くようになりました。
それから数日後のある日、駅前で喫茶店を営む店主が工務店を訪ねてきて「透明の衝立を作っていただけるとか…」というのです。普段はそうした依頼を受けていないため、男性は驚き「だ、誰から聞きました?」と尋ねます。
すると店主は「それだけは聞かんといて」といい気まずそうに顔を隠します。こうして「誰にも言わないで」とお願いしたはずの善意は、知らぬ間に広がってしまうのでした。
読者からは「誰からって…あの方しか知らないはずー」「『内緒やで〜』って無限に広がるパターン」などの声があがっています。そんな同作について、作者の工務店の日報さんに話を聞きました。
ご近所の助け合いから生まれた出来事
ーこの話は実際の出来事が元になっているのでしょうか?
はい、実話を元に漫画にしました。
ー透明パネルの製作を引き受けたくなかった理由はなんだったのでしょうか?
透明パネルの製作は専門外でもありますし、ただただ面倒くさいという理由です。
ー専門外である透明パネルの製作をどうして引き受けたのでしょうか?
ご近所さんの困り事なので、仕方がないなという感じです。
ーたくさんの差し入れは言ってしまったことへの罪滅ぼしだったのでしょうか?
広まった事は本人は自覚して無いと思うので、差し入れは純粋にアクリルパネルを製作した事への感謝の気持ちだと思います。
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