古着屋で500円で買った白いバッグの内ポケットから、昭和62年のレシートが出てきた――。ある女性が「同世代だったのね!」という一言とともにThreadsに投稿したところ、「ロマンを感じる」「こんなに良い状態で残っていたなんて奇跡」と反響が広がっています。
投稿したのは、趣味のハンドメイド品やヴィンテージ品について発信している、山かなさん(@yamanakakana)。山かなさんがバッグを見つけた時の第一印象は、「レトロでかわいい!」というものでした。デザインが好みだったうえ、状態も良く、価格は500円。さらに安っぽい合皮ではなく、昔の良質な本革らしい雰囲気もあり、総合的に見て「買い」だと感じたそうです。
レシートは、購入後すぐに見つかりました。眠っていた場所はバッグの内ポケット。しかも、長い年月が経っているにもかかわらず、紙の状態も良好でした。山かなさんは、前の持ち主が買ったまま入れっぱなしにしていたのかもしれないと想像したといいます。
出てきたレシートに印字されていた日付は、なんと昭和62(1987)年。山かなさん自身が昭和59(1984)年生まれということもあり、「同世代だ!」と親しみを覚えたそう。長い時間を経てもきれいなまま残り、巡り巡って自分の手元に届いたことに、驚きと嬉しさが入り混じったと振り返ります。
レシートには今とは違う独特の書体で印字されており、手書きで「白くつ」と書き足されてもいました。バッグの後に靴も買い足したのかもしれない――そんな前の持ち主の姿が浮かんだのだとか。価格は1万3000円。当時としても大切に選ばれた品だったことが伝わってきたといいます。
バッグの内側にはシールが残っており、そこに書かれたマークはレシートのものと一致していました。その後、Threadsのコメント欄で寄せられた情報を手がかりに調べてみたところ、どうやらその店は当時から現在も続いているらしいことが分かったといいます。現在は一般向けの店舗販売を終え、学校関連品の販売や修理を中心とする事務所として運営されているそう。子どもの頃から買い物などでよく行っていた街のお店だったことも分かり、親近感がいっそう強まったと話します。
このバッグは今後、白のレトロな可愛らしさを生かして活用していく予定だとか。デニムスタイルや昭和レトロなワンピースと合わせるほか、最近よく着ているという着物にも自然になじみそうだと語ります。
10代の頃から古着好きで、新品を買うことは滅多にないという山かなさん。リサイクルショップを巡りながら「何かときめくものはないかな」と探す時間が宝探しのようで楽しいといいます。
「時代を生き抜いて、捨てられずに残って、巡り巡って自分の手元に届いてくれた。このバッグとの出会いも、そんな縁のひとつだと思っています」