お隣さんから年間1万円で借りた空き地を、自前のドッグランとして使っています――。犬11匹、猫3匹と暮らす女性が、犬も猫ものびのびと駆け回る日常をThreadsに投稿したところ、「うらやましい環境」「幸せな空間」と反響が寄せられました。
投稿したのは11匹の犬、3匹の猫との暮らしぶりを発信しているアカウント「犬猫大家族in福岡さん(@amkclo6)」の中の人。土地を借りることになったきっかけは、6頭目として迎えたオーストラリアンシェパードのオズの存在でした。
「運動量が必要な犬種でしたが、近くに気軽に通えるドッグランがなかったんです」
夜中に公園でロングリードを使って遊ばせていたものの、十分な運動には足りず、プライベートドッグランを作りたいと考えるようになったといいます。土地探しに悩んでいたところ、以前から交流のあったお隣さんが声をかけてくれたそう。
「最初は1円もいらないと言われました」というように何度謝礼を申し出てもなかなか受け取ってもらえず、交渉の末にようやく決まったのが年間1万円という金額。お隣さんは犬好きながら年齢的に飼えず、犬たちが走る姿を見たいという思いと、広い土地の草刈りの負担軽減が重なり、この形に落ち着いたといいます。
お隣さんとの交流は、土地の貸し借りにとどまりません。会えばあいさつを交わし、無農薬の野菜をもらったり、出張先のお土産を渡したりと、自然なご近所づきあいが続いているそうです。お隣さんには子どもも孫もいないといい、「孫のようにかわいい」と言葉をかけてもらえたことが、うれしい思い出だと話します。
現在の大家族は犬11匹、猫3匹の計14匹。もともと動物好きの家庭で、田舎への引っ越しをきっかけに少しずつ増えていきました。これだけの犬たちが毎日走り回れる場所があるのは、お隣さんのおかげだといいます。
「最初はオーストラリアンシェパードのオズを最後の子としてお迎えしましたが、他には小型犬しかいなかったので、オズが一緒に走り回れるパートナーを探し始めて、2頭目の中型犬マーニーをお迎えすることになりました」
ドッグランでは犬だけでなく、猫の恵ちゃんも一緒に過ごします。家族にとっては日常の光景ですが、投稿を見た人たちからは驚きの声が寄せられたとか。
「小さいころから犬たちと育っているため、犬たちと行動をともにしないと気が済まないんだと思います」
この場所は、犬たちの生活に欠かせない拠点へと変わりました。散歩中心の生活から、毎日ドッグランで思い切り走れる環境になったおかげです。
「たくましく育った彼らを見ていると、ここでの時間が一日のメインイベントなのだと実感します」
投稿には「うちの土地も借りてくれませんか」という声まで届いたそうです。犬たちが毎日走り回る姿をフェンス越しに眺めるお隣さんも、うれしそうだといいます。年間1万円から始まったご近所の縁が、14匹の大家族の暮らしを支えています。