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古着の街・NYでセカストが大人気 旗艦店のソーホーでYOUたちを取材した 「ブティックのような空間が好き」「スタッフが商品をきちんと理解している」

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日本発のリユース店「セカンドストリート(2nd STREET)」(名古屋市中区)が現在海外で勢いを伸ばしている。ファッショントレンドの中心地の一つともいえるニューヨーク(NY)でも、その人気はうなぎ上りだ。実際、海外の店舗は日本と同じ“セカスト”なのか。また、利用者はなぜ同店を選ぶのか。ニューヨーク・ソーホー店を取材した。 (取材・文・写真/ナガタミユ)

 「古着大国」で挑戦するセカスト

現在アメリカに52店舗を展開し、うちNYは11店舗。2030年までにアメリカで100店舗を達成するという目標を掲げ、積極的な海外展開を進めている。 

NYの旗艦店であるソーホー店には、休日になると入店待ちの列ができるほどの賑わいを見せ、現地のファッション好きからも熱い支持を集めている。

一方、NYは「古着の街」ともいわれる。東京都よりやや広いこの都市には、約400店舗(※)の古着店が点在すると言われる。そんな中で、同店はなぜ支持を集めているのか。店舗に足を運び、実際の利用客に話を聞いた。

 利用者が絶賛する理由は?

ジャケットコーナーで商品を吟味していた女性2人組に話を聞くと、他の古着店との違いは「商品のセレクション」だと口をそろえる。

 

「このお店には3000ドル(約45万円)の商品があると思えば、隣のセクションには20ドル(約3500円)のTシャツが並んでいるんです。このパンツも、絶対800ドル(約12万円)くらいすると思って手に取ったら、20ドル(約3500円)だったんですよ。古着探しの醍醐味である“驚き”を再確認できる場所だと思います」

ガールフレンドの買い物に付き添っていた男性も「商品の幅と価格帯のバラエティーが面白い」と同意する。「ハイエンドのデザイナーズアイテムに気軽に出会える店として、よく来ています。それに、いわゆる古着店っぽい雰囲気ではなく、ブティックのような空間なのも気に入っています」

 

頻繁に来店するという別の男性も「商品セレクション」を評価。加えて「店側の知識」も同店を選ぶ理由の一つだという。「他の古着店は、ただ集めて売っているだけのように感じることもありますが、ここはスタッフが商品をきちんと理解している。だから安心して買い物ができます」

 

 

 「3500円から74万円まで」幅広い価格帯 

こうした評価につながっている「商品セレクション」と「価格帯」について、ストアマネージャーのパトリック・クラッカーさんは「現在、店内で最も高価な商品は4900ドル(約74万円)のシャネルのバッグで、安いものだと20ドル(約3500円)ほどのアイテムもあります。この幅広いラインナップは、お客様に最も喜ばれている点であり、他の古着店との大きな違いだと認識しています」と話す。

意識的に日本ブランドのアイテムも取り扱っており、店内には「ジャパンブランド」セクションも設けられている。「日本のアイテムは、時にニッチで値付けが難しいこともありますが、お客様に喜んでいただけるよう最善を尽くしています」

 

日本発ブランドは認知されている?

次に気になるのは、利用者は同店が日本発のブランドであることを認識しているのだろうか。

パトリックさんによると、「ジャパンブランド」セクションを設けるなど工夫はしているものの、実際には多くの来店客が日本発であることを知らずに利用しているという。

実際に筆者が6組の来店客に「日本のブランドだと知っていましたか?」と尋ねたところ、1組を除き、その事実を知らなかった。「日本最大級のリユース店なんですよ」と伝えると、「だからなんだ!」「知らなかったけど納得」と、品質の高さに合点がいった様子だった。

一方、熱心なセカストファンにも遭遇。「もちろん日本のブランドだと知っています。韓国や台湾、そしてロサンゼルスにもよく行くのですが、旅先でセカンドストリートに行くのが楽しみの一つなんです。クオリティーもセレクションも本当に面白い」と日本クオリティーを大絶賛する。

 

    ◇

「セカンドストリート」がアメリカ、そして世界で勢いを伸ばし続けている背景には、“メイド・イン・ジャパン”を前面に押し出すのではなく、それぞれの土地や人々に寄り添いながら、自然にブランドを浸透させている点がある。気づけば「実は日本発だった」と驚かせる、そんな体験とともに、今後もさらなる展開を続けていきそうだ。

(※)NYC Vintage Map より:https://nycvintagemap.com/ 

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