憧れのフロアスタンド、背伸びして購入したけどあか抜けない
Aさん(関東在住、30代、事務)は独り暮らしを始めたときからインテリアにこだわって、原状回復可能な範囲で模様替えを楽しんできました。結婚していよいよマイホームを持つことになり、やっと「原状回復」を考えずに心から気に入ったインテリアにできる!と建具や家具に予算をかけました。
中でもずっと憧れていたのが、リビングルームを照らす、存在感のあるフロアスタンド。これまで暮らしてきたワンルームや、新婚で暮らした2DKの8畳のダイニングキッチンにはとても置く余裕はなく「いつかインテリアのポイントとして取り入れたい!!」と憧れ続けてきたAさん、思い切って数十万円もする有名フロアスタンドを購入しました。
20畳あるLDKにも目を惹く大きなデザインで、来客もみんな注目してくれるアイテムではあるのですが、置いてみて初めて気がついたマイナスポイントが「コンセントのケーブルが伸びて邪魔&フロアがスッキリしない」ことでした。
「コンセントのコード、邪魔だし一気に生活感が出るんですよね。少し長いところを結束バンドで括ってみたら、余計に格好悪くなりました。配線を全て床下に回すくらいのことができればよかったんですけど」
こだわる人はそんなに細かいところまで気になるのか!と驚きました!
革張りのゴージャスソファ…誰も座ってくれない
Bさん(関東在住、40代、主婦)の一番のお気に入りは、受注生産で取り寄せた海外有名ブランドのレザーソファです。なかなかのお値段だったのですが「安物だとすぐにヘタってしまうし、いいものだからこそきちんと手入れをして長持ちさせた方が結局安上がり」と夫を説得して購入しました。
レザーのツヤを維持したくて、専用オイルも購入して気がついたら磨くのが趣味になるほど、Bさんは気に入っているのですが…。
なぜか家族がソファに腰掛けないことに気がつきました。
「だってお母さんソファの上でオヤツ食べるなとか、きちんと腰掛けなさいとかうるさいんだもん」
「それになんか、このソファ座ってると暑いし」
そう言って夫も子どもたちも、ソファに寄りかかって床に座ったり寝そべったり。
「せっかくハイセンスな家具を買っても、それを使う家族が似合わせにいかないと今までと同じ床生活でした。これなら『人をダメにするソファ』でも買えばよかったです」と話すBさん。
確かにリアルな生活と素敵なショールームのギャップ、生まれそうなアイテムです。
リビングはそういうものだと思ったけど
Cさん(関東在住、40代、会社員)は昨年、中古マンションを購入し、フルスケルトンからのフルリフォームをしました。
マンションリノベ専門業者に依頼しただけのことはあって、キッチンも含めて造作家具もまとめて提案してもらい、リビングには配線を隠せるテレビボードに間接照明を入れ、上質なスピーカーも設置、映画や音楽を楽しめる環境ができあがったそうです。
ところが、Cさんをはじめ家族全員「なんでテレビにスペースと費用を使っちゃったんだろう??」と思っています。そのきっかけは、Cさんの夫の何気ない一言でした。
「立派なテレビかけてるけど、そういえばウチってほとんどテレビ見たり音楽聴いたりしなくない??」
確かにテレビをつけることはほとんどなく、各々パソコンを使うことがほとんど。
「テレビボードのあるスペースに作業デスクを置いて、ワークスペースを作った方がよかったですね。娘たちも最近自分のノートPCやタブレットで作業することが増えましたし…。リビングといえばテレビがあるもの、と思ってお話進めちゃいましたけど、もう少し自分たちの生活スタイルで考えればよかったなと思います」
固定概念を自分からなくしていくのは難しいですよね!