近畿のライダーに春の訪れを告げる一大イベント、大阪モーターサイクルショーが2026年も3月20日から22日の3日間、大阪南港のインテックス大阪で開催されました。今回で42回目というまさに恒例行事。毎年これがバイクの乗り始め、なんていう人もいるのではないでしょうか。2日目、21日の様子を報告します。
春の日差しの下、開場前から大勢の来場者が列を作っていました。盛況の会場で特に多くの人が集まっているのは、やはり国内4大メーカーです。
ヤマハのブースには、2026年夏以降に発売予定のXSR155が展示され、注目を集めていました。軽量コンパクトで扱いやすく、高速にも乗れる。街乗りで楽しそうです。
スズキのブースには、EICMA 2025で発表されたSV-7GX(海外仕様車)や、新型GSX-8Tなどが展示されていました。また、実物のカタナをミニカー風のパッケージに仕立てて展示するなど、遊び心が素敵です。
カワサキのブースには、国内販売がアナウンスされたNinja500をはじめ、新型のZ900RSやZ1100 SEなど、さらにカワサキエンジンを搭載したビモータTESI H2 TERAも展示されていました。
ホンダのブースで注目を集めていたのは、V3R 900 E-Compressor Prototype。V型3気筒エンジンに電動式過給器の組み合わせです。エンジンの回転に伴って稼働するスーバーチャージャーやターボチャージャーに比べて、電気式は独立して制御できるので、幅広いセッティングが可能なのだそうです。
ホンダのV型3気筒というと、筆者の世代はMVX250を思い出します。あれは前後のバンクでバランスを取るためにピストンピンなどの重量を調整してましたが、ああいう感じのことをしてますか、と聞くと「まだ情報公開してませんので」とのことでした。
ホンダではもう一つ、WN7も大注目。車重217kgで最大出力50kw。600ccクラスの動力性能ですが、国内での区分は軽二輪なのだそうです。航続距離的にも街乗りでの使い勝手を追求した設定で、長距離のツーリングはあまり想定されていないそうですが、市販化が楽しみなモデルです。
屋外の展示場では、小川友幸選手、柴田暁選手によるトライアルのデモンストレーション、また大阪府警察本部交通機動隊による白パイのデモンストレーション走行が行われていました。
トライアルのプログラムでは、最初はウイリーやジャックナイフなどが披露されます。観客席が近いので、とても迫力があります。また、中盤以降は特設のセクションを利用したジャンプやステアケースなど、立体的でダイナミックな動きに大きな拍手が湧いていました。
白バイのプログラムは、前半は時速50キロと60キロからの急制動。ABSをフルに効かせ、タイヤから音と煙を立てながらの停止です。10キロの速度差が事故に繋がる、ということが目で見て理解できました。
後半は白バイによるパイロンスラローム。複数台のバイクが隊列を組んで一糸乱れずパイロンをクリアしていきます。時に進路が交差する、スリリングなシーンもあって、観客から「おおーっ」という歓声が上がりました。
毎年3月の大阪モーターサイクルショー。来年もまたきっと開催されると思います。今年行けなかった方もまた、ぜひお運びください。