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「小さいおっさんがいるみたい」うれしい光景 犬のおかげで人生激変…SNS通じて仲間が全国に

平藤 清刀 平藤 清刀

「まるで『小さいおっさん』が家にいるみたい」。そんな言葉がぴったりの、人間味あふれる仕草で人気を集めるパグ犬親子がいる。綺麗でかわいいドレスは似合わず、ヘルメットがよく似合う。

「この、おっさんくさい顔がたまらなく好きなんです」と語るのは、滋賀県近江八幡市に住む「とこたん」さん(Instagramでの活動名)だ。メスで全身真っ黒な「ちょきびん(7歳)」と、その息子「おやびん(5歳)」との愉快なパグライフを聞いた。

「おっさんくさい」が愛おしい

「とこたん」さんが最初に迎えたのは「おやびん」で、およそ6年前のこと。それまでは実家で雑種犬を飼った経験はあったが、家庭をもってからは初めての犬との生活だった。

「パグって、とにかく人間っぽいんです。寝ているとイビキをかくし、寝言も言います。構ってほしいときには、テレビ台からリモコンを叩き落としてアピールしてきたり、文句を言ってきたりもします。その仕草のどれも、まるで『小さいおっちゃん』が家にいるみたいで、それがまた可愛くて」

「とこたん」さんがパグ犬の魅力を語り始めたら止まらない。それほどパグ犬に惚れ込んでいるのだ。

「とこたん」さんのInstagramには、「ちょきびん」「おやびん」親子の写真で溢れている。とりわけユーモラスなのが、色違いの工事用ヘルメットをかぶったツーショット。これほどヘルメットが似合う犬種は、パグ以外にいないのではないだろうか。

「トイプードルのような華やかな可愛さとは、少し違うんです。可愛いドレスを着せても全然似合わなくて、それが逆におかしくて憎めない。親バカは分かっていますが、そのミスマッチな姿がまさにツボなんですよ」

「ちょきびん」は引退犬 親子2頭の適度な距離感

「おやびん」を迎えてから2年後、「とこたん」さんは「ちょきびん」も家族に迎えた。「ちょきびん」は、いわゆる「引退犬」だ。ブリーダーのもとで繁殖犬としての役割を終えた犬たちは、頭数制限や年齢的な理由から、新たな譲渡先を探す必要がある。

「引退するときはうちで引き取りたいことを、あらかじめブリーダーさんにお願いしていたんです。今も時々里帰りをするんですが、ブリーダーさんの家のほうへ帰りたがる仕草を見せるんですよ。それだけ大切に育てられてきたんだなと感じています」

2頭は親子だが、「ちょきびん」が「とこたん」さんに引き取られて2年ぶりに再会したときは、もう互いに親子の認識は薄れていた。お互いに、さながら「とこたんさんちの主人」のような顔をして、適度な距離感を保っている。

「それでも、何かの拍子に『ちょきびん』が『おやびん』を守ろうとするような行動を見せる瞬間もあるんです」

やはり、どこかで親子の絆は繋がっているのかもしれない。

犬と歩けば飼い主の世界が広がる

2頭を家族に迎えてから、「とこたん」さんの生活は劇的に変化した。とくに、活動範囲が広がったという。滋賀県内の桜や紅葉の名所、ドッグカフェをはじめ、時には三重県の伊勢志摩まで2頭を連れて足を伸ばす。

「1人で出かけるよりも、この子たちが一緒にいるほうが楽しい。Instagramを通じてできたパグ仲間が全国にできて、近江八幡へ遊びに来てくれる方も多いんです。20数人のパグ仲間が集まって、イチゴ狩りや屋形船を楽しむ予定もあります」

一方で、パグのような鼻の短い犬種は、気道の構造上、どうしても健康管理に人一倍の配慮が必要とのこと。寿命が比較的短いことも理解した上で、「とこたん」さんはパグライフの1日1日を大切に過ごしている。

「今後は、この子たちのペースに合わせて、いろいろな景色を一緒に見たいですね」

親子パグの「おやびん」と「ちょきびん」。おっさんくさくて、騒がしくて、最高に愛おしい2頭との暮らしを存分に楽しんでいる「とこたん」さんだった。

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Instagram   https://www.instagram.com/tokotan671/?hl=ja

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