ズタボロになった「ポケットモンスター」の人気キャラ「リザードン」のぬいぐるみを、母親が修復した記録がSNSのThreads(スレッズ)で話題になっています。ぬいぐるみを抱えて泣き崩れる娘を不憫に思って修復に挑み、SNSユーザーの協力と応援を得て見事にやり遂げた母に称賛の声が集まりました。
投稿したのは、3姉妹の母であるAKINAさん(@ki_chanmama)。その日、AKINAさんが帰宅すると、娘が涙ながらに「ぬいぐるみが壊れた」と伝えてきたそう。見せられたリザードンは、想像をはるかに超えるほど損傷し、原形をとどめない状態。娘は「私が忘れてくるから」と自分を責めながらも、泣きながら抱えて帰ってきたといいます。
新しいものを買うという選択肢もありましたが、AKINAさんが修復を決意したのは、娘が「大事にしてたリザードン…」と寝るまで繰り返していたことがきっかけでした。裁縫の経験はボタン付けや袋づくり程度でしたが、夫に相談して修復に踏み切ったのだとか。とはいえ、修復作業は想像以上に難しかったといいます。
「どこにどうくっついていたのか分からなかったため、何度も縫って解いてを繰り返しました。どうか全部の部品がありますように…と思いながら、繋げていきましたね」
しかし、損傷がひどく元の形が分からない部分もありました。そこでAKINAさんはSNSに修復の様子を投稿し、「メガリザードンの青と黒のぬいぐるみをお持ちの方、後ろ姿の写真をいただけませんか。シッポや羽がどこに付いていたのか分からなくて…」と呼びかけることに―。
すると、同じぬいぐるみを持っている人たちから背面や側面の写真が次々と届いたほか、「メガリザードンの復活応援しています」「他の場所もお写真撮れます」といった励ましや応援のコメントも多く届きました。そうした善意の後押しもあり、ついに修復が完成。「自分でも驚くほど綺麗に直せた」とAKINAさんは振り返ります。
「まさかここまで、たくさんの方が応援してくださるとは思いませんでした。優しい人が世の中にはたくさんいらっしゃると、本当にありがたく感じました」
完成したリザードンを前にした娘は、しばらく固まった後、「直ってる!!」と声をあげました。驚きからうれしさが込み上げたのか、じっと見つめ合うような時間が流れたといいます。
「正直、きれいに直せたので『いらない』と言われたら少しショックだったかもしれません。でも、これを見てまたボロボロになったときのことを思い出して、つらい思いをしないか…というのが一番心配でした」
現在も娘は以前と変わらず、リザードンと一緒に寝ているそう。「公園へは持っていかなくなりましたが、たまに思い出したように『直してくれてありがとう』と言ってくれます」とAKINAさんは話します。