一度も「シャー」したことがない愛猫が、血まみれで威嚇
逸走から3日目。なんと、捕獲器の設置をお願いしていたご近所の方から、「茶トラの猫が捕まってるみたい」という知らせがあったそうだ。
「急いで駆けつけると、捕獲器の中でパニックになり暴れて血まみれになったチョロすけがいて、『う~…』と低くうなっていました。保護してからこの日まで、シャーと威嚇したことさえなかった甘えん坊で温厚なチョロすけが、野生の本能むき出しでうなっていた姿が今でも忘れられません。探偵さんと一緒に自宅へ連れて帰ると、すぐに私のことを思い出してくれたようで、ゴロゴロと言いながら甘えてくれました。泣きました……」(まめたろさん)
とにかく「人間が気をつける」こと
捕獲器内で暴れた際、左前脚の付け根がざっくりと切れる大怪我を負い、血まみれだったチョロすけくん。すぐに動物病院で治療してもらったおかげで、2ヶ月後にはすっかり毛も生え揃い、完治したそうだ。
「現在は、玄関ホールに行く前に猫2匹の姿を目視で確認、リビング扉を確実に閉め、玄関を開ける前にもう一度、リビング扉が閉まっているか、猫はいないかを確認すること、玄関から帰ってくる時はサッとドアを閉めることなど、神経質なほど徹底しています。基本的に、猫が脱走する時は足元からスルッと出ていくので、二重扉が設置できないお宅であれば、足元だけでも柵があると安心だと思います。事故を防ぐためには、とにかく人間が気をつけるしかありません」(まめたろさん)
チョロすけくんの場合、すぐに猫を探すプロやご近所さんの力を借りられたこと、交通事故などに巻き込まれなかったことも幸運だった。
「完全室内飼いの猫も、外飼いの猫も、一歩外に出れば危険がたくさんあります。とくに外にいる猫の死因の1位はロードキル(交通事故死)です。他にも、マダニなどの感染症、他の猫とのケンカ、人間だって優しい人ばかりとは限らないです。逸走してしまった猫が必ず帰ってきてくれる保証なんてありません。後悔してからでは遅いんです。私自身も完全室内飼いと脱走対策を徹底し続けたいですし、大切な家族である猫を守りたいと思っています」(まめたろさん)
「猫の安全を守ること」が猫と暮らす人間の義務
まめたろさんの経験談からもわかるように、室内飼いや脱走対策を徹底していても、万が一の事故は起き得る。また、逸走しパニックを起こした猫を捕まえることは、例え飼い主であってもほぼ不可能と、多くの猫飼いが口を揃えて訴える。
「3日目で捕獲できたとはいえ、本当に恐ろしい体験でした……。私が投稿した『完全室内飼い』という言葉に対して、<猫の自由>とか<猫による>といったリプも来ていましたが、猫の安全を守ることこそが、猫と暮らす人間側の義務ではないでしょうか」(まめたろさん)
「猫イベント」も「猫ドラマ」も、猫の安全を第一に、愛猫家たちが安心して楽しめる内容であってほしい。