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深夜に出会った右目のない猫をお迎え→ひどいうつ病だった私を救ってくれた“守護天使”に

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「深夜なので書きます」

そんな書き出しから始まったXの投稿が、多くの共感を集めている。

「私はひどいうつ病だったんですが、ある日コンビニくらい行ってみるかとふと思い、出会ったのが銀ちゃんです」

投稿したのは、Xユーザーの「ゆこくま」さん(@nyannyanyuko)。彼女が語る“銀ちゃん”との出会いは、人生の転機となった出来事だった。

就職もできず、日中起きていられなかった8年前

銀ちゃんと出会ったのは、今から約8年前。当時のゆこくまさんは、うつ症状が非常に重い状態だったという。

「就職もできず、日中もあまり起きていられませんでした」

外に出ること自体が大きなハードルだった日々。そんな中で、その夜はなぜか「コンビニくらい行ってみよう」と思えた。その、ほんの小さな一歩が、思いもよらない出会いにつながる。

「ニャン」と鳴き、お腹を見せた猫

コンビニへ向かう道の途中、突然現れた一匹の猫。それが銀ちゃんだった。

「急に出てきて、『ニャン』と鳴いて、お腹を見せてくれました」

右目はすでに見えておらず、色も変わっていたという。その姿を見て、ゆこくまさんは声をかけた。

「こんにちは。あなたはオッドアイなの? 右目が銀色。……銀ちゃんかな?」

こうして、銀ちゃんという名前が生まれた。

「守るもの」ができたことで、心が変わった

銀ちゃんと暮らし始めてから、ゆこくまさんの心境は少しずつ変わっていった。

「自分以外に守るものができたことで、この子を優先するようになりました」

銀ちゃんが隣にいるだけで、ホッとする。守ってもらっているような安心感があり、「だからこちらも、できることはしてあげよう」と思えるようになったという。

それは、無理に前向きになるのではなく、自然と心が温まっていく感覚だった。

右目の摘出手術、悩み抜いた決断

銀ちゃんは、お迎えした時から右目が見えていなかった。その後、目やにや出血が続き、摘出手術を選択することになる。

「私が決めていいのか、本当に正しいのか、とても悩みました」

獣医師と相談を重ね、苦渋の決断を下した。手術後、銀ちゃんの状態は安定し、見た目もきれいになった。

「もともと見えていなかった目なので、本人も違和感はなさそうで、結果的によかったと思っています」

「守護天使」と呼びたくなる存在

ゆこくまさんは、銀ちゃんを「守護天使」だと表現する。

それは奇跡的な出来事があったからではない。ただ隣にいてくれること、その存在そのものが救いだった。リプライ欄には、同じように動物に救われた人たちの声が次々と寄せられている。

「動物との出会いは偶然じゃなく必然」
「守護天使という言葉に、深く共感しました」

心が苦しい人へ伝えたいこと

最後に、同じように心が苦しい状況にある人へ、ゆこくまさんはこう語る。

「守るものがあると、人は強くなれます」

そして、こう続けた。

「そういう存在がいない人なら、保護動物を迎えるのも、悪くないと思います」

誰かを守ることで、自分も救われる。深夜のコンビニで始まった一人と一匹の物語は、静かに、しかし確かに、生きる理由を灯し続けている。

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