子どもと猫。まったく異なる種族でありながら、なぜか心地よい場所の好みは似ているのかもしれません。Xでは、段ボール箱のなかに仲良く並んで入った1歳の子どもと、キジ白猫の「ローズ」ちゃん(4歳・女の子)の姿が話題になっています。
箱のなかで、アンパンマンのぬいぐるみのマントを手に、猫に語りかけているようにも見える子ども。その様子を、不思議そうに目を落として見つめるローズちゃん。投稿主であるXユーザー・だいちゃんさん(@study42870617)が、「マジで仲良いな……」というコメントとともにこの写真を投稿すると、陽だまりのようにあたたかな光景に心をつかまれる人が続出し、2.2万件を超える“いいね”が集まりました。詳しいお話を伺いました。
ひとりと1匹、“秘密基地”でわちゃわちゃ
ーー撮影時の状況について教えてください。
「新たに購入した猫用トイレが入っていた段ボール箱なのですが、そこに私がぬいぐるみを入れたことがきっかけでした。子どもがぬいぐるみを取ろうとしているのを、ローズちゃんがそばでじっと見守っていたんです。そして子どもが中に入ると、ローズちゃんもすぐあとを追って箱の中へ。『写真に収めなければ!』という使命感のようなものがわきあがり、思わず撮影した1枚でした。30分ほど、こうして一緒に遊んでいました」
ーーこの光景を見た感想は?
「かわいらしく、とても癒やされました。種族を超えた友情のようなものを感じましたね」
ーーこのあと、どうなったか教えてください。
「子どもが立ち上がると、ローズちゃんはゴロンと寝転がったり、子どもの様子を見ながらまた立ち上がったり……。ローズちゃんが、子どもの動きにあわせて行動していました」
ーーローズちゃんは、どのような性格ですか。
「とにかく寛容で優しい性格です。テーブルの上にある食べ物には勝手に手をつけず、私と妻の顔色をうかがいながら、食べていいものかどうかを確認してきます。一方で、初めて目にするおもちゃや道具には慎重になる、少し臆病な一面もあります。子どもが生まれたときには、私たちが見守るなか、ベビーベッドの外から前足を伸ばしてそっと触れたり、寄り添ったりすることもありました。今では、子どもが猫じゃらしを持つと、ローズちゃんが真っ先に駆け寄ってきます。ちょっかいを出されても気にすることなくゴロンと寝転がり、されるがまま。それでも、子どもには絶対に噛みつきません。『私のほうがお姉ちゃんだから』という気持ちがあるのかな、と夫婦でふたりの姿を見守っています」
本当のきょうだいのように寄り添う姿に、リプライ欄にはほっこりとした声が次々と寄せられました。
「秘密基地」
「平和な世界」
「あら、かわいい」
「見てるだけでニヤける」
「微笑ましい光景ですね」
「魂に刻まれるヌクモリティ」
「狭いところって楽しいよね」
「猫お兄ちゃんと仲良く箱の中!」
「一緒にアンパンマン倒したんだね」
「小さいころ、猫デカかった記憶はある」
「猫ちゃんと一緒にダンボールの中に入るの憧れるなぁ」