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50歳すぎて独学で英語を勉強→英検1級と通訳案内士の資格を取った!→65歳で通訳ガイドになった男性に「素晴らしい」「勇気出た」

山本 明 山本 明

 50歳を過ぎてから一念発起して英語の勉強に打ち込み、「英検1級」と「通訳案内士」の資格をとった65歳男性のポストが「X」でたくさんの人に勇気を与えました。投稿には記事執筆時点で「2.6万件」の「いいね」がついています。

 「50過ぎて独学で英語の勉強始めた。
『今さら何になる?無理だ。』冷ややかな人もいた。
数年で何度も落ちながら英検1級と通訳案内士取った。
65の今、一日中英語を話す仕事をしているから人生不思議。
世界中の人に会う。視野が広がる。
残りの30年、20年どう生きるか。
30、40歳で諦観するのはもったいない

 50歳を超えてからのチャレンジとその先にあった「今」について記したのは「英語に再挑戦したオヤジ」(@RetryEnglish)さんのアカウントです。

入院中の奥様に励まされ…

 英語に再挑戦したオヤジさんはもともと木工場で家具職人として働き、英語とは無縁の生活を送っていたといいます。再勉強をしていることを周囲には知らせず、使用した文法書や単語集もそれぞれ一冊だけでPCとスマートフォンでYouTubeチャンネルなどを見ながらコツコツ勉強を続けてきました。

通訳案内士の二次試験(口述)に何度目かのチャレンジをしようとした矢先、何と奥様がケガで入院してしまいます。お見舞いや家事に追われ受験をあきらめかけるも入院中の奥様に励まされ、事前準備なしで開き直って挑戦したら受かったのだそう。

反響の声続々

「尊敬します。 すごい! ちなみに、40過ぎて職場の聴覚障害の方と 話せるようになりたくて、毎日コツコツ手話を勉強していたら、手話技能検定4級受かりました。 来年は、3級合格目指します。」
「私も48歳ですが1年前から英語の勉強始めました!なぜなら、娘がイギリスに正規で留学してて、娘の卒業式のセレモニーに一緒に参加したいからです。あと、1年半あるので頑張ります!どこまでレベルアップできるかわかりませんがフルで働きながらコツコツ勉強してます。」
「素晴らしいですね。 何からやったらいいのかよくわからなくて、なかなか一歩踏み出せずにいます。」
「素晴らしいです 人生のロールモデル ありがとうございます」
「かっこよすぎます。鼓舞されました。俺も何歳だろうと挑戦します。」
「私も英語を再勉強します!」
「私も人生諦めないで生きていくことにした。ありがとうございます」
「30代40代で諦める必要なんて本当にないですね。50からでも道が開ける姿は、未来って自分の手でいくらでも描き直せるんだと静かに教えてくれます。」
「本当に勇気出ました、もう色々あきらめてたかも…!」
「すごい生き方…!年齢なんて限界じゃなくて可能性なんだなって思わされる。」

 …今何かに挑戦している人、ためらっている人、あきらめそうになっていた人、様々な立場からあふれんばかりの共感と感謝の声が届いています。

 たくさんの人の背中を押してくれた、英語に再挑戦したオヤジさんにくわしい話をお聞きしました。

56歳の時に合格!

――なにかきっかけがあったのでしょうか?

英語のリスタートのきっかけは、職場でISO 9001規格の認証取得の責任者に任命されたことです。ISO規格は原文が英語ですのでそれを読み込んで理解するために英語力が必要でした。独学ですから、学習進捗のベンチマークとして英検や通訳案内士の資格取得を目標にしました。

――何歳で「通訳案内士」試験に合格を?

通訳案内士は56歳の時に合格しています。

――その時のお気持ちは。

一番の感想は「これでもう資格試験合格や、点数を取るための勉強をしなくてもいい」です。これで英語の初級をやっと卒業したという達成感、これから好きなものを読み、聴き、見られるという解放感、本当に自分のための自由な英語学習が始まるという期待感。あとはもうこれで受験料を払う必要がないという安心感でしょうか。

「少し気恥しいが、とても嬉しい」

 自身の体験に大きな反響があったことを「私の拙い投稿に対して『自分も頑張ってみよう』とか『やる気が湧いてきた』といったコメントをいただくと少し気恥しい感じもありますが、とても嬉しいです」と話す英語に再挑戦したオヤジさん。

毎日の日課は自作例文集の音読

 英語に再挑戦したオヤジさんは、65歳にして「通訳案内士」として働く日々を「幸いにも現在は毎日沢山の外国の方々に接する機会を頂いておりますが、新たな発見と共に力不足を感じることも多々あります。資格取得などは目標ではなく単にスタートラインに過ぎません。今も自作の例文集をつくってこれを音読するのが毎日の日課です」とたゆまぬ努力を語りました。

さらに今後の抱負については「日本に来てみて本当に良かった。そういう外国の方々の日本理解の一助となれれば幸いです」と話しています。

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