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「はっけよーい!のこった、のこった」お相撲しているのは?…もちもちボディでがっぷり四つ

米田 ゆきほ 米田 ゆきほ

ビーバー相撲をとる動画がSNS上で話題になっている。

「霞ケ浦 どうぶつとみんなのいえ」(茨城県行方市)公式Xが投稿したのは、モチモチしたビーバーがプールで相撲をとる様子を撮影した動画。がっぷり組み合っているが、抱き合っているようにも、ただお互いのお肉を揉んでいるようにも見える。

さらに行事が立つ場所にいるビーバーは相撲に一切興味が無い様子で、一心不乱に自分のお腹の毛づくろい中。決まり手は“押し出し”か…?はっきりした結着もつかないまま、仲良くお互いの毛づくろいを始め勝負は終わってしまう。本当は仲良しなの?!

このシュールな光景が癒されると話題となり、動画は5万PVを記録した。霞ケ浦どうぶつとみんなのいえ、ビーバー飼育担当者の野田朱莉(のだ・あかり)さんに話を聞いた。

ー撮影されていた時は

野田:最初は毛繕い中の子を撮ろうとカメラを回していたのですが、気がついたら隣で相撲が始まっていました。そこからは「どちらが勝つのかな?」とハラハラしながら、まるでスポーツ観戦をしている様な気分でした。

ー体型も相まって本当に相撲の取り組みみたいですが…けんかなんでしょうか? 

野田:じゃれ合っているだけなんですよ!ビーバー同士のコミュニケーションのひとつで、遊びの一環と言われています。珍しい行動でもなく、とくに子供や若い個体によく見られます。

ー動画ではビーバーのおっとりした雰囲気が伝わってきます。

野田:野生下では、基本的に憶病で神経質な性格です。飼育下では温厚な性格で、当園の個体は飼育員にも慣れ、それぞれ性格は違うものの、みんなマイペースです。

ーかわいい!と一番思う瞬間は?

野田:寝室でお腹を上に向けバンザイのような姿勢で熟睡している姿です!

ー冬に向けてビーバーの暮らしに変化はありますか?

野田:基本的には寒さに強い動物です。でも野生下でも巣の中は温かいので、飼育下でも暖かい場所(ホットスポット)を用意しています。寒くなってくると家族みんなでくっついて寝るんですよ! 

◇    ◇

SNSでは「本格的な力士感がある」「行事は試合に興味なさそう」「行事は相撲より自分のお腹が気になってる」「平和だな」「決まり手は浴びせ倒しかな?」などの反響が集まった。

なお、霞ケ浦どうぶつとみんなのいえは旧・水の科学館(霞ケ浦資料館)を大規模改修し、2024年7月にリニューアルオープンした施設。キリンやビーバーなど動物と人間が近距離で共生する空間が実現されていて、柵の少ない展示が特徴とのこと。冬支度をする動物を見にいってみてはいかがだろうか。

霞ケ浦どうぶつとみんなのいえ
https://doubutsutominna.jp/neighborhood

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