株式会社リンクス(東京都港区)は、このほど「夫婦の営み」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、満足していない理由は、男性の7割が「もっと頻度を上げたい」だったのに対して、女性では4割が「気持ち良くない」と回答しました。では、このまま満足しない状態が続くとどうなると考えているのでしょうか。
調査は、同社が運営する既婚者向けマッチングアプリ『既婚者クラブ』の20~59歳のユーザーのうち、セックスレスではないものの、夫婦の営みに満足していない100人(男性66人、女性34人)を対象として、2025年3月にインターネットで実施されました。
「夫婦の営みに満足していない理由」を聞いたところ、「もっと頻度を上げたい」(60人)が最も多く、次いで「もっと求めてほしい」(38人)、「もっと時間をかけたい」(29人)という結果になりました。
男女別に見ると、男性の69.7%が「頻度を上げたい」と回答したのに対して、女性では38.24%が「気持ち良くない」と回答したほか、「早く終わらせたい」「頻度を減らしたい」という回答も一定数みられ、セックスに対する期待値・快楽度・満足基準が、男女で真逆の傾向を示しました。
年代別で見ると、意外にも「もっと頻度を上げたい」「もっと時間をかけたい」と回答した割合が最も高かったのは50代で、ライフステージの変化や子育て卒業後の再接続ニーズなど、“性”の質的変化を求める傾向が見られました。
そこで、「このまま満足しない状態が続くと今後、どうなると思いますか」と尋ねたところ、男女いずれも「特にどうもならないと思う」(男性34.85%、女性38.24%)が最多となったものの、「相手への気持ちが冷めるかもしれない」(同34.85%、同25.53%)、「浮気・不倫に走るかもしれない」(同27.27%、同17.65%)という意見も見られました。
年代別に見ると、特に40代では「気持ちが冷める」(47.5%)が最多となった一方、「どうもならない」と答えた割合は全世代中最も低く、“関係の危機感“が強いことがうかがえる結果となりました。