益虫「クモ」が活躍
吉瀬園芸さんによると、現在はまだ、チュウゴクアミガサハゴロモに対する有効な登録農薬がないそうだ。
「成虫はとにかくすばしっこく、見つけ次第、電撃うちわや、軍手などをつけた両手でパン!と叩き落とすしかありません。なので、まずは、白いふわふわが付着した『産卵痕』のある枝を切り、ゴミとして燃やすことが確実です。
カメムシ目なので、カメムシ目に防除効果を発揮する『ダントツ水溶剤』という殺虫剤を使っても良いのでは?と個人的には思っています。いただいたコメントでは、ハッカ油、害虫捕獲の黄色い粘着シート、電撃うちわ、ストチュウ(酢や焼酎、木酢液などを混ぜて作った害虫忌避剤)などで対策している方もいらっしゃいました。うちの農園ですと、蜘蛛(クモ)がいちばん駆除してくれている様子でした。これだけ大量に発生していますので、農薬メーカーさんからの発表にも期待してます」(吉瀬園芸さん)
みんなで地道に駆除し、来季の発生数を減らそう
YouTube動画の最後、「来年はチュウゴクアミガサハゴロモの発生が少なくなるように、みんなで一緒に(卵の駆除を)がんばっていけたらなと思います」とメッセージを発信していた吉瀬園芸さん。
それぞれが地道に駆除することで、少しでも来季の発生数を減らしたいところだ。
◼︎吉瀬園芸さんのInstagram「kichise_engei」