加齢によって、近くのものが見えにくくなる老眼。状株式会社小学館(東京都千代田区)が運営する『介護マーケティング研究所by介護ポストセブン』が実施した「老眼」にまつわる実態調査によると、約3人に2人が「自身の老眼を自覚している」と回答しました。その一方で、老眼鏡を使用しているのは「老眼を自覚している」人でも約半数であることがわかりました。
調査は、『介護ポストセブン』会員組織『介護のなかま』登録者4804人を対象として、2025年5月~6月の期間にインターネットで実施されました。
調査の結果、老眼を「自覚している」と回答した人は68.05%、「自覚していない」と回答した人は31.95%となりました。
また、「老眼の自覚がある」と回答した人のうち、「老眼鏡を使用している」人は53.81%で、老眼を自覚しながらも約半数の人しか使用していない結果となりました。
「老眼鏡の購入先」としては、74.02%が「眼鏡専門店(オーダーメイド)」(74.02%)と回答し、自分の視力に合った度数の眼鏡を作る人が多い一方で、約3割が「100円ショップ、ドラッグストアなどの量販店(既製品)」(28.31%)と回答しています。
続けて、「老眼鏡以外の老眼対策」を聞いたところ、「目に良いといわれる食材を取り入れた食事」(11.32%)や「サプリや漢方薬などの服用」(11.17%)、「生活習慣の改善(TVやPC、スマホを見る時間を減らすなど)」(10.22%)などが挙げられたものの、「何もしていない」(64.85%)人が多くいることが明らかとなりました。
他方、「老眼の自覚がない」と回答した人に「老眼に対するイメージ」を聞いたところ、53.22%が「老化を意識するもの」と回答した一方、48.27%は「誰でもいつかはなるものなので、あまり気にならない」と回答。そのほか、31.53%が「早めの対策が必要」と回答しています。
また、「実際に老眼になったときの対策」については、「老眼鏡(遠近両用眼鏡を含む)の使用」(79.67%)が最も多く、次いで「視力回復トレーニング」(26.38%)、「目に良いといわれる食材を取り入れた食事」(24.10%)が続きました。
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【出典】
▽「老眼」にまつわる実態調査 介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブン
https://kaigo-postseven.com/204696